暇日記

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ゲームと漫画のブログです

『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』感想レビュー。ライザの恵体を眺めるRPG。

↑ほーん…。

 

その恵体で「アトリエはよく知らないけどライザってキャラクターは知ってる」現象を引き起こした、エロ女ライザことライザリン・シュタウト。

筆者も漏れなくその内の1人だったわけだが、今度の3月に『ライザのアトリエ3』が発売との情報を何かしらのネット記事で得て、更に『ライザのアトリエ1』『ライザのアトリエ2』がSteam半額セール中と来たもんで。これも何かの縁だと思い『ライザ1』のみ試しに購入。

 

アトリエシリーズはPSplusのフリプで出る度にちょろっとだけ遊んでいるが、毎度毎度序盤のお使いにウンザリして途中でリタイア、を繰り返している。

しかし、今回ばかりは半額とはいえお金を払っているので(いうても¥4500くらいした)、流石に投げ出したくはない気持ちが強かった。例え途中どんなに虚無っても、だ。

 

そんな感じで、そこまで期待しないで遊んだ本作だが期待以上に面白かったというのが率直な感想。

説明多めな序盤こそライザの可愛さだけがモチベだったが、話が動き出す中盤からは急転直下の面白さ。そのまま万感の思いでエンディングまで突っ走ってしまった。やはりジュブナイルな成長譚はいつ見ても熱くなれるモノである。

 

ということで今回は『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』の感想レビュー。

以下より詳しい感想へGO。軽度のネタバレが入るので注意されたし。

 

目次

 

概要

本作、もといアトリエシリーズは「錬金術」をテーマにしたJRPG錬金術、戦闘、シナリオの三本柱でゲームが進んでいく。

これだけ長く続いているシリーズなだけあって、これらはどれも面白く、非常に遊びごたえのあるものとなっている。

ただまあ所為「お使いゲー」と呼ばれるだけあって、ゲーム側がプレイヤーに対してあれこれ命令してくるゲーム進行であることが多く、そういった意味での自由度は狭いと言わざるを得ない。そこに関しては良くも悪くも変わらずな部分。

しかしそれを補って余り有るシナリオの面白さ、錬金術の奥深さが垣間見えるゲームとなっていて、ゲーム全体を俯瞰すると筆者的満足度は非常に高かった。

ちなみにクリア時間は大体30時間くらいでした。

以下より詳細に移る。

 

 

シナリオ

筆者の想像するアトリエは、多種多様な女の子がひたすらキャッキャウフフするファンタジー、というイメージだった。

 

これが蓋を開けてみると全然違う。簡潔にまとめるならば、ド田舎特有の閉鎖感と排他的な風土に、ライザ達が錬金術を駆使して立ち向かう一夏の冒険譚だった(本作に限った話なのかもしれないが)

そこに加えて、旧友同士のすれ違いや、よそ者を排除しようとする村全体の動き等、多少ドロっとした展開もある。嫌だねぇ…。

 

↑なんてことなくないよアナタ!

 

しかしシナリオ全体から受ける印象はカラッとした陽性。それはひとえにライザのカラッとした性格が所以なのだろう。強く、優しく、前向きで、明るく、友人間の喧嘩の仲裁もできると、割と完璧ウーマン。筆者より大人かもしれない。

ドロっとしたエロ展開がよく似合う肉体だが、性格の方は真逆で安心して見ていることができた。やはり陽キャ主人公陰キャの心を救ってくれるんだなァ。

なお、脚本からはかなり実体験のこもった恨み節が散見されたので、田舎住みの筆者としてはその圧倒的共感から、終始ウンウン頷きながらゲームをプレイしていた。やはり田舎は滅びた方が良いと思う。

 

↑辛辣なこと言われてもめげないイイ娘です。こんな娘が欲しい(限界オタク)。

 

そんな雰囲気で進む本作だが、あらすじを要約するとこうだ。

  1. 退屈な島の生活に不安を感じるライザ一行は刺激を求めて、禁忌とされる「島の対岸」へ行く
  2. そこでなんやかんやあって錬金術師と出会い、弟子入りして錬金術を使えるようになる
  3. 錬金術師がしばらく島に滞在することになるが、なぜか異常が起きまくるので「よそ者のせいで島がおかしくなっている」となる
  4. 「いやいやそんな訳ねーだろ」と調べてみると、実はそのものが色々とヤバいことになっていることが判明
  5. なんやかんやあって島を救って解決!めでたしめでたし

という流れ。色々と省いたけど。

1~3が前編で4,5が後編のような感じ。簡潔に言うと、前編がクソ田舎論破編で後編がクソ田舎救済編である。

 

↑田舎あるある。嫌だねぇ…

 

特に前編はクソ田舎在住のクソ大人達にモヤモヤさせられるので、その連中にまんまと一杯くわせてやる時のカタルシスは中々のモノがある。

ちょっとしたが肥大化していって、しまいにはマジの非難になっていく展開が存在するが、マジで田舎あるあるすぎてこれまたウンウン頷きながらプレイしていた。

 

それにしても、クソ田舎どーのこーの以前に、そもそも人としてちょっとアレな大人が割と出てくるので(特に漁師)、やはり脚本の方は田舎出身なんじゃないんだろうか。あまりにもリアルなヘイトがシナリオ全体から溢れ出ている。やはり田舎は滅びた方が良いと思う。

 

↑街並みは寂れてて妙にリアル

 

と、まあここまでクソ田舎クソ田舎連呼してきたが、錬金術には素材が必要不可欠なので、錬金術を覚える以前と以後ではいつも通りな風景の見え方が変わってくる。

 

覚える以前はなんてことない普通の風景でしかなかった自然が、覚えた後は素材の宝庫に様変わり、という訳だ。この一転攻勢感は実にリアル。

そしてソコから田舎脱出の活路を見出し、仲間との結束を深めつつ、だんだんと大人の世界を知っていくサマも実にリアル。これが僅か一夏の出来事なのだから驚きだ。いつだって子供は大人の想像を容易く超えていくのである。

 

↑田舎あるあるその2。嫌だねぇ…

 

中盤を過ぎたあたりから、大人たちの頭が固いのは歴史上の理由がある事が判明し、「この連中にも色々あるんだな…」とプレイヤーに思わせるようなシナリオとなっている。序盤はクソ田舎という感想しか抱かないが、中盤過ぎるとちょっと愛着が沸いてくる感じ。

例えるなら田舎が嫌で上京したはいいが、なんだかんだで地元を思い出して恋しくなってしまい帰省したくなる若者特有のアレのようなものである。やはり脚本の方は田舎出身なのかもしれない。

 

そして終盤にて、それぞれがこれまでの冒険で成長した部分をフルに活かし、ラスボスである「常闇の女王」を撃破。そして島を救済。

その後、ライザたちはそれぞれなりたい自分になるために道を分かつことになる…というのが一連の流れ。

 

↑大した漢だよお前は。

 

「俺は、この街に残る!」的なEDは、若干の切なさを感じさせつつ、ひと皮もふた皮も剥けたライザ達の成長を感じさせるモノとなっていて素直に良かったと思う。

逆にこの綺麗な着地からよく『2』作ったな?!って感じなので、2と3はそれなりのものを期待することになるが大丈夫なんだろうかコーエーテクモ

 

総評価として、ジュブナイルなシナリオとしてかなり良質なモノだったと思う。後半はシナリオ目的で遊んでました。あとライザがえっち。クラウディアも可愛い。

 

↑デカい(色々)

 

 

錬金関連

素材を一定数「錬金釜」に入れて調合するとアイテムが錬金できる錬金術というシステムがある。おそらく本作のメインコンテンツ?なのだろうが、これがまた時間泥棒なコンテンツだった。

 

 

具体的には、作りたいアイテムを選び、それに必要な素材が決まっているので、それらをドンドン投入してアイテムを作り上げる感じ。投入した素材によって出来上がりのパラメータ等が変わるので、これに凝り出すと時間が飛ぶ。実際ラスボス攻略前はこれに夢中になって時間が飛んだ。

 

素材ごとに付与スキルが存在するので、理想のモノを作るにはかなりのリソースが必要となる。まあ割とテキトーでもそれなりに強いものが作れるんだが、凝り性の人は大変だろうと思う。

 

 

しかし素材の採取場所が丁寧に表示されていたり、能力値の高い素材は結構すぐ手に入るので、純粋に調合のみを楽しめるような設計なのはとても良かった。

この手のオンラインゲーム気質なやりこみ要素は時間が飛ぶ。そして本作のような快適UIなら尚更時間が消えるので大変危険である。つべこべ言わずやってみな、飛ぶぞ。

 

多少フライングしてしまったが、採取も、ファストトラベルがかなり快適設計だったのもありそこまで苦痛ではなかった。ちょっと飛んで拾ってくる、くらいの感覚。

 

 

RPGの「移動」はぶっちゃけクソと言ってしまって差し支えないのだが、これがないとRPGとして成り立たないという矛盾した性質を持つ。

しかし本作は、マップごとに採れる素材も変わったり、採取道具の解放によって採れる素材が変化したりと、採取によってその作業感が若干和らいでいるのが個人的にかなり嬉しかったポイント。

 

レア素材もせいぜい2,3回程度でドロップするし、エリアに入りなおしたら採取ポイントがリポップするので、全体的通して錬金に専念させるくれるような新設設計でとても快適。どこぞの狩りゲーも見習って欲しいものである。

 

 

作ったアイテムをそのまま複製できたり、狙いの敵や素材が出現するダンジョンを自前で生成できたりもしたので、総じて錬金関連はめちゃくちゃ面白かった。錬金だけで何十時間潰すとか普通にありそうで怖い。これがオンゲだったらそれくらい溶かしていたと思う。

 

ちなみに装備も基本錬金して作るので、錬金をおろそかにすると道中の雑魚にすらかなり苦戦することになる。つべこべ言わず錬金しな、飛ぶぞ。

 

↑魚を調合して武器にしたりもする。深く考えない方がいい。

 

 

戦闘関連

てっきりターン制のよくあるコマンド戦闘かと思っていたら違った。「リアルタイムで戦闘が進行するコマンドバトル」といった感じ。かなりスピーディ

具体的には、行動権が回ってくる→通常攻撃でAP(アクションポイント)をためる→行動権が回ってくる→APを消費して特殊技→行動権…、の流れ。そしてその行動権がリアルタイムで周期的に回ってくるイメージ。

当然、敵の行動もリアルタイムなので、それ込みで技やアイテムを考えないといけない。

 

 

個人的にスピーディな戦闘は大好物なので、このシステムはかなり面白かったと思う。仲間の提案に応えて特殊技を発動させたり、敵の大技に対して邪魔するような技を放ったり等々、とにかく忙しい!

しかし忙しい状態ほど中毒症状になりやすいとはまさにこのこと。戦闘そのものが面白かったので、ボス戦はもちろん、道中の雑魚はすべて殲滅する勢いで戦闘していました。

 

 

ただ少し残念だったのが、基本的に戦闘力は装備の強さによって8割がた決まるので、レベルの概念がそこまで機能していなかった点。

一応レベルに応じて技は習得するが、正直威力に関して、前半覚えるモノと後半のそれとで違いがあまり分からなかった。なのでこの辺はちょとだけ残念でした。

まあ逆に言うと、錬金さえやってれば虚無なレベリングをやらずに済むってことでもあるので、この辺は好みの話になるんだろう。

 

 

その他

ライザがえっち。おそらく本作の6割くらいはライザのと向き合うことになる。

「採取によって移動の虚無さが軽減」みたいなことを前述したが、正直ライザの尻によってニコニコプレイできた部分が大多数を占めるといっても過言ではない。本作の目玉

 

↑えー、最高です。カメラ距離は最短にしてのプレイを推奨しております。

 

例によって太ももがはち切れそうになっているのも注目ポイント。3Dモデルの方もパンパンなのでこぼれないか心配である。

多分ライザの顔と太もものサイズって同じくらいじゃねーのかな。筆者も将来的にライザの太もものサイズを計測する仕事に就きたいものだ。

 

↑「休憩」ですか…。そうですか。

 

戦闘後にライザがキメポーズをとるシーンでは尻を拝むことはできないが、代わりにがぶるんぶるん揺れる。ぷるんぷるんだ。とぅるんとぅるん。

また移動中にジャンプができるのだが、ここでもぶるんぶるんに揺れる。もう最高である。胸を揺らす以外でのジャンプの使い道はただの一つとして存在しなかったので、つまりはそういうことである。最高だぜコエテク!

 

↑可愛い。デカい。デカい。

 

とはいえ流石に女の子3人に性癖詰め込みすぎではなかろうか。リラさんなんてもうオーバーフロー気味で性癖の玉手箱みたいになっている。なんだこのスケベな生き物は。セックスが服着て人間のフリをしている。

それでいて、これで同人が出せないのだから生殺しもいいところである。そういうとこだぞコエテク!

 

↑「やっちゃった」ですか…。そうですか。

 

 

総括

大満足

いやめちゃくちゃ面白かったですね。最初の方こそ「これPS2のゲームですか?」と言いたくなることがあったが、戦闘錬金シナリオの三本柱が揃ってからは無限のプレイでした。久々にソロゲーで最強装備なんて作った気がします。

普通のゲームだったら「ここはもうちょい…」「ここはつまらない」みたいな感想が多少出ますが、本作はほとんど出てこなかった。エロのちからって、すげー!

 

このまま『ライザ2』『ライザ3』も遊んでみたいので、とりあえず3月まで寝かせようかなと。このシナリオからどう物語が続いていくのか気なります。

 

といったところで今回はここまで。かなり面白いゲームだったので、遊んだことない方々は是非遊んでみてください。飛ぶぞ。
今後はホグワーツレガシー』が超楽しみなのでそれ待ちの生活。

 

それでは。

 

↑クリア後は各声優さんからメッセージが聴ける。こういうの、すごくイイです。