暇日記

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【ドラゴンボール】ブロリー映画を2作ハシゴした感想

 

ドラゴンボール読み返してえ〜〜」と最近よく思うようになった。しかしいきなり漫画を全巻買うのは流石に少し尻込みしてしまう。→ならばサブスクで映画を観よう!ということで、DB映画未視聴の友達とブロリー映画を2本ハシゴしてきました。

映画限定キャラはほぼ誰も知らない(ブロリーすら知らない)とのことで、その状態だったら何を観てもそれなりに面白いが、やはり最初はブロリーこそ相応しいだろう、という経緯。色んな意味で相応しいですよアイツは。

 

なんとなく、で観返した2作だったが意外にもかなり楽しめたし、喋りながら観てたのもあり、初見勢の感想をリアルタイムで聞けたのが個人的に胸熱だった。

ということでその辺を以下より詳しく書いていきます。どうぞ気軽にお付き合いください。

 

 

ドラゴンボール超 ブロリー

ドラゴンボール超 ブロリー

初っ端はコレ。

アイキャッチを見て「この青髪形態はなんて名前?」と聞かれ、「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人だよ」と答えるしかなく、自分でも笑ってしまった。ややこしすぎる。

ただそんな説明でも「よく分からんけど強くなってるんだろう」という理解が出来るのがDBの強みだよなァ、と。髪が発光するととりあえず強くなるって法則が直感的に分かりやすく、絵的にも観ていて楽しい。

以前、コレを映画館で観た時は「作画すげえ!」「なんだこのBGM?!」「ブロリー強え!」

という感想だったが今回もそんな感じ

 

この映画の面白い所が、最初の方で悟空・ベジータブロリーの生い立ちを描き、「後半はそれぞれの内面を描きながら、戦闘を交えつつドラマチックな舌戦が展開されるんだろうな」と思わせておきながら、実際はドガッ!バキッ!ビューーン!ピュインピュイン!ドガガガガ!ズドン!バシィーン!なところ。いやホントに。

最初に見た時、前半と後半の内容が複雑に絡み合う話運びになるんだろうと勝手に予想してしまったが、前半の展開はまさかのキャラ紹介であり、話の結末にはあまり絡んでこない。この辺りが(いい意味で)本当に割り切っている。

思い返せば中々挑戦的な構成だが、これが成り立つのがDBというコンテンツ。悟空の器のデカさが分かるエピローグも含め、やっぱり最高傑作と言ってしまってもいいんじゃないかなと。

 

そんで映画の2/3を占める戦闘シーンだが、これがまたスンバラシイ。

これぞDB!と叫びたくなるような乱打の応酬、相手を品定めするようなベジータの戦闘スタイル、純粋に手合わせを楽しむ悟空、戦いの中で磨かれていくブロリーのセンス、そしてそれらを理解できるギリギリのスピードで表現する圧倒的作画。脳みそが痺れる。

旧作は基本的にZ戦士がボコられている印象が強かった為、これが『超』のブロリーか…!と初見時はかなり新鮮な気持ちだったのを覚えている。

 

また本作のブロリーだが、旧作と違ってちゃんと人間らしいキャラクターに仕上がっていて。少なくとも「赤ちゃんの頃の鳴き声がうるさすぎた」という意味不明な戦う動機はちゃんと無くなってて安心した。

顔には出ないが感情の起伏もちゃんとあり、嬉しい時があれば機嫌も良くなるし、親父が死んだ時は怒る。本作で最も印象的だったのは、ブロリーが悟空同様のプロセスで超サイヤ人に変化した所だろうか。

「伝説の」では無いとの事で、破壊を楽しむ暴力的な性格では全く無く、どっちかっていうと悟空寄りという。まあなんにせよサイヤ人としては異端ではあるが、今後の展開次第では協力するパターンもありそうで楽しみだ。

悟空も、『超』からの深刻なIQの低下に少し辟易していたんだけども、本作ではブロリーに対し「悪いヤツの言うことなんて聞かなくていいぞ!」と諭しているシーンがあり、往来の悟空が戻ってきた感があって僕的には凄く嬉しかった。

 

ペラペラ喋るゴジータや、ブロリーの親父殺し犯人の認識、願いを1個しか叶えてくれない神龍など、色々と思わないこともないでは無い。

しかし、それを加味しても脳汁ブシャーな戦闘シーンで「これは面白い作品だ!」と脳ミソが上書きされていく。この力技こそDB映画!って感じて僕は好き。面白かった。友人も「戦闘スゴカッタ」と見事に脳ミソを溶かしていた。シャブみてえな映画だぜコイツは。

 

 

ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』

劇場版 ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦

その後観たこの映画がもう凄かった。

 

ブロリー…です…、父さーーーん!!!、ポコピー、手加減ってなんだぁ?、岩盤、手加減しろぉ!、もうダメだ…おしまいだぁ…、申し上げますッ!、デデーン!、ギュピッギュピッ、etc…

 

毎秒ネタが供給されるせいで、映画そっちのけでひたすら笑っていた。あと意外にも「カカロットォォォォ!」はそんなに言ってなかった。

友人曰く「映画は観たことないけど、知ってるシーンしかない」とのこと。こんなん言われたらもう爆笑しない訳がない。ブロリーが歩いてるだけで面白いのもうバグ。ギュピッギュピッ

特にブロリーの正体バレ周辺シーンは、冗談抜きで毎秒ネタシーンが提供されててマジで笑い死ぬかと思った。ガチで暇な方は、ソコだけ観てみると手軽に笑えるのでオススメです。

 

肝心の内容だが、笑いどころが多かったと言えど、ブロリーの絶対強者感は未だにピカイチだなと。何度観ても20倍界王拳をスカした時以上の絶望感があった。文字通り「歯が立たない」状態で、ラスト付近は話展開を完全に忘れていたのもあり、「これ本当に倒せるの?」と無駄にハラハラしていた。

 

ちなみに決着シーンは「ん????」ってなるすんごい微妙な感じ、そして圧倒的消化不良感。オラ達のパワーが勝った!じゃねえんだよ!!!

とはいえ、それも含めてやはり「強い」という記憶に残るキャラだな〜と。2回目の視聴だったが、なんで倒せたのか全然分からなかった。本当に分からなかった。

その後は、まさかのダイジェスト形式でめでたしめでたしエンドであり、僕は「えええええ?!」ってなったし、友達も「えええええ?!」ってなってた。多分3回目見ても「えええええ?!」ってなると思う。

 

一応、作品通して「ベジータの克己」というテーマ?らしきもの?があったような気がしないでも無い?が、まあよく分かんなかったです。

僕はビデオレンタルやサブスクで観たから安上がりだったけど、これに1800円って普通にキレそうになると思う。ネタとして今日まで愛されているので、商業としてはまあ成功っちゃあ成功なのか…。

まあ、サブスクで観る分には話展開がガバガバすぎて逆におもろい、みたいなところある。多人数かつネタが分かる人達で観るならそれなりに面白いと思う。

 

 

終わりに

ブロリー映画、面白かったです(色んな意味で)

『超』のブロリーは凄くいいキャラだったので、今後の映画展開でガッツリ再登場してくれると僕は嬉しい。ほぼ無双状態になりそう。

旧作ブロリーも、一応残り2作ありますが全て観るかは微妙。特にバイオブロリーのやつは、あんまりパッとしなかった思い出もあります。今観ると面白い説も当然あるので、機会があったらってことで…(多分観ない)

 

少なくとも『超』のブロリー映画はとても面白かったので、DB何も知らない人でも、頭空っぽにしたいタイミングで観るといいんじゃないでしょうか。多人数で観るなら間違いなくオススメ。

 

わーわー騒ぎましたが僕からは以上です。読んで頂きありがとうございました。