フリーダァム……(オタクの鳴き声)
掲題の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を観てきました。
なんとなく初日に観に行ったところ、思ってたより100倍くらい面白く、ネタバレ有り感想を好き勝手に語りたい気持ちが芽生えたので記事にします。
こんな時のブログはマジで便利で、タイトルにネタバレ有りとか書いとけば、あとは見る人の自己責任ってことに出来るのでサイコーです。
前置きはここまでにして、感想を殴り書きします。取り急ぎ書いたヤツなので、読みづらいのはすみません。
⚠️以下よりネタバレ有り⚠️
今回の映画は、何か新しいことをやるってコンセプトではなく、どちらかと言えばデスティニーのやり直しという企画だったように思う。
個人的に種死で気になった点として、
- クライン派の信念がイマイチはっきりしない
- キラの感情が氏んでる
の大きく2点がパッと思いついた。まあそれ以外にも色々あるんですが……
というのも、1に関してはデスティニープランを否定するのはこっちとしても全然分かるんだけども、ならどうやって争いを無くすつもりなの?ってところでなんとなく消化不良感があって。
それが今回の映画で「隣人愛」という、超ベタだけど超明確な"答え"を持ってきてくれて、僕的にはそれが今回1番嬉しかったです。
当然、めちゃくちゃしっくりくる!!!ような回答では無いんだけど、あれだけ甘々でベタベタな恋愛シーンを観せられたなら、そりゃもう認めるしかない訳で。
というか「しっくり」こない方が逆に種らしくて好きかもしれません。あの世界は基本的にずっと戦争してるんで、隣人愛じゃ多分戦争終わんないだろうな……という余韻も含めての「らしさ」。そう考えると種的にはこの回答がベストなのかもしませんね。
メタ的にも、キラやラクスといった所謂「強い」人間が、2時間という描写時間の中で今更何か悩むとしたら、それはもう恋愛感情絡みしか有り得ないのでしょう。実際は半分オカルト半分すれ違い くらいの塩梅でしたが、一応の納得感は貰えたのでそこはあまり考えないようにします(笑)
そしてその辺は2にも繋がってくるんですが、やっぱりキラはロボットみたいな種後半と種死全編より、種前半やフリーダムのような、悩みに悩みまくっている青年キャラの方が似合ってると思う。
実際、今回は久々に感情が爆発しているキラが観られて、オマケにそれをバッチリ叱咤している(珍しく)カッコいいアスランも観られてもう「眼福〜〜!!」って感じ。この語彙力の無さよ。
更にその爆発が、ラクス様へのクソデカ重感情から来る激情 というカプ厨垂涎の理由であり、これには思わず僕もニマニマ。久々にキラの人間臭い部分が見えてとても満足です。
正直、途中何回か共感性羞恥で「キャー!」となったりはしたんですが、それでも全編通して1本筋が通っていたのは素直に好印象だし、なにより分かりやすくてグッド。
若干ゴリ押し感もあるのは否めませんが、まあこれは映画1本に纏めた弊害だと思うし、ここはよく2時間にまとめた!と褒めるべき。スバラですよホントに。
以下、箇条書き。
- 唇がもう凄いんだこれが。
- 今回のアスランは基本的にめちゃくちゃカッコいいんだけど、カガリのキス顔を想像して敵を錯乱させてたのは素直にサイテーだなって思った。しかもカガリに操作させておいてソレやるのはちょっとイカれてないか?!
- アスランは相変わらずコミュ障だったけど、人付き合い以外は相変わらず完璧だった。なんだこの扱いづらい男は……
- やっぱり公式が1番アスランのイジり方が上手いんだなって……。
- 西川兄貴の『FREEDOM』、まさかの最初に流れたので驚いた。フリーダァム……(歓喜)
- 全体通してシンが可愛い。特にパーティでガツガツ食ってるところとか、キラの前ではめちゃめちゃ素直なところとか、いい感じにクソガキ感出てて僕は好き。
- あとアスランのことは普通に呼び捨てだし、「ジャスティスになんか乗ってたから負けた」発言には思わず笑ってしまった。どんだけ嫌いなんだ?!
- デスティニーさえあればあんな奴ら!(1vs4で圧勝)
- デスティニーガンダムの戦闘シーンがとにかくカッコいい。アニメ本編がアレな感じだった分、今回はマジで大活躍だった。シンも機体に愛着持ってて可愛かった。なんやかんや気に入ってたんだな……。
- 「こいつ何も考えてないのか?!」「こいつの闇は深すぎる!」は熱かった。種死での奮闘も無駄じゃなかったなって……(感涙)。
- 「これが分身だァー!」には?????だったけど、深く考えない方が良いんだろう。オバブにも追加されないかなあの技。
- 「覚醒シン・アスカ」は神。
- ストフリが被弾しまくってたのは新鮮だった。というかちゃっかりドラグーンでバリア貼ってたけど、お前そんな器用なこと出来たんか?!
- ストフリ新形態は、なんかよく分かんなかったです(小並感)。とりあえず最強なのは分かったけど、直前に「MSの性能では決まらない!」的な発言してたくせにバリバリ性能に頼るやん……とは思ったよね。
- 合体前のラクス様の高貴なポーズ、あれは何?!
- アスランやシンは別にいいんだけど、キラとラクスがラスボスを殺してしまったのだけ明確にモヤッた。尺の都合だろうけど、殺した直後にラクス様が微笑むのもちょっと解釈違いだった。マジで尺の都合だとは思う。
- 「Meteor -ミーティア-」は神。
- アカツキがレクイエムを跳ね返したアレ、アニメの再演で超エモいんだけど、ガンダム勢的にはギス2の覚醒技を跳ね返すアレに見えてしまって笑いを堪えるのが大変だった。
- 「戦術バジルール」は鬼エモい。気が利くねェ〜〜〜〜〜〜〜(黄猿)
- 結局、核エンジンの扱いはどうなってるのか気になる。
- アニメでは余り物同士くっついた感があるルナとシンだったが、ちゃんと好き同士ってのが分かってちょっと安心した。特典小説でも、一応昔からその気があったってのを知れて良かった。
- 意外とラクス様の胸がデカかった。マジで某偽物くらいデカかった。入れ物か?(不敬罪)
- 相変わらずキラの私服はよく分からん。どうやって着てるんだアレ。
- ノイマンは相変わらず超有能。
- でもアークエンジェルは遂に堕ちた。ガン逃げしないからこうなるんよ……。
- 名前は分からんが、エンジニアのCV福山潤のキャラ、声が強すぎて早口オタクでも許せちゃった。オバブでもアイツにナビして欲しいよ……。
- 短い尺でよくまとめたと思う。面白かった!
終わりに
とりあえずパッと思いついたことは大体書きました。何が言いたいって、とにかく面白かった!ってコトです。理由なんて後付けです。
この映画は、恐らくですがやりたい事を先に決めて、そこから相応しい舞台や、出すキャラクターや、話の展開などを決める って順番で作られたと思うんですよね(大体の作品がそうだと思いますが)。
なので、中盤の展開が殆どオカルト超能力に頼った展開だったり、人類vsラスボスというスケールのデカい戦いをしている割にはほぼ身内の内々だけで決着がついたり、その他の細かいところで「ん?」となったりと、気になる部分は割と多いんですが、それでも僕は面白い!という熱量が勝ちました。
よくある言い回しをすると、減点法だと良作~凡作、加点法だと傑作 というヤツですね。とはいえここはマジで人それぞれだと思います。
ただ、そもそも僕は面白さに関してはあまり期待しておらず、SEED同窓会みたいな作品だったらもうそれでいいや 的なことを考えていたので、その落差でめっちゃ面白く感じているだけかもしれません。(種死が救われた というエモさもある)
複数回観て冷静になってしまうとあまり良くない作品なのかもしれないので、数年後まではこの1回に留めておこうかなと思いました。
と、ちょっとネガティブな事も言いましたが、映画はとにかく面白かったです。ファンサもたっぷり堪能させて貰いました。最高!
わーわー騒ぎましたが僕からは以上です。読んで頂きありがとうございました。