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ゲームと漫画のブログです

【FGO】サムレムコラボイベント『盈月剣風帖』感想。【Fate/Samurai Remnant(サムライレムナント)】

 

つい数ヶ月前に発売されたFate/Samurai Remnant(サムライレムナント)が、もうFGOとコラボするということで、イベ終了ギリギリですが滑り込みでシナリオだけ読んできました。

イベントを全部読んだのはかなり久々だったのもあり面白く感じたので感想に残しておこうかなと。そんな感じでサラッと書いていきます。

 

⚠️以下よりネタバレありなのでご注意下さい⚠️

 

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かんそう

本家サムレムで思ったことは大体過去記事に書いているので、今回はそれを絡めつつテキトーに書いていく。

 

過去記事

 

そんで初っ端から「境内の真中で大の字に寝ている」と来たもんで、これはサムレム版hollowか?と身構えてしまったのは懐かしい。

 

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実際は全然違っていたんだけども、最初は結構マジメにhollowだと思いながら読んでいて、伊織がセイバーと判明してからは全てを理解した。

Fate世界での伊織サンがどういう足跡を歩んだのかが分からない為、どのルート後に英霊になったのかはイマイチ分からないんだけども、とりあえず剣鬼ルート後ではなさそう。

 

今回はセイバーでの現界ということで、剣の鬼としての側面はほぼ無く、あくまで道理を重んじる好漢として終始立ち回ってくれた。

藤丸的にはすごく助かったんだろうけど、僕やチエモン的にはちょっとガッカリというか、やはりイカれた面を多く見たかった組としてはもうちょいエグめの何かが欲しかったのは本音。その辺は今後バーサーカーで実装された時に見せてくれるでしょう。多分。

 

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剣鬼としての側面も本性なんだけど、隣人の為ならソレを"余分"として捨てることができるのも伊織サンという漢の本性であり、今回はその辺をグッと補強するシナリオだったのは素直に良かったと思う。

終盤にタケルと協力して空想樹をぶった斬る流れも原作に劣らず激アツだったし、その結果として由井を真の意味で救うことにも成功したりと、本編を超えてくるようなエンドでちょっと驚いた。普通にDLCでやるべきなんじゃないのかコレ…。

 

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原作だとなんとなくアホの子っぽいイメージな由井先生だったが、今回の件でバックグラウンド含めてそれなりに思い入れのあるキャラに昇華できたと思う。種としてバンバン飛ばされてたのは流石に笑ってしまったけど。

ホムンクルスということで、前例の連中を知っていると、そこまで語られずともあまり良い人生は歩んでこなかっただろーな…と察してしまう。staynightでのギルの所詮人間では〜のセリフも印象的。

実際英霊となっても利用されまくってたワケだが、今回はタケルと伊織の"純粋さ"に報われた…という解釈はちょっと誇大が過ぎるか。しかし原作では曖昧になっていた部分をちゃんと拾ってくれたのは素直に嬉しい。

 

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またファンサも多く、特に終盤はニマニマしながら読んでいた。

タケルの「きみの未練を、斬り捨てる」には個人的にちょっとファンサが行き過ぎていて逆に二次創作っぽさを感じてしまったりはしたけども、型月ってそもそもそういうコンテンツだよなと。

伊織の(これが盈月…)という独白には、分かっていてもちょっとドキッとさせられたし、タケルが"余分"について語るシーンもグッときた。マジでDLC何やるんだろってくらいには「見たかった」シーンが多く、サムレムをプレイした人には極上の後日談だったと思う。僕はそうだった。

 

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シナリオ全体を見ると、今回は叙述トリック多めというかミスリード多めで読んでいて楽しかった。

特に由井の令呪関連は、最初から答えは提示されているのにも関わらず、丑御前から直接言われるまではガチで勘違いしていてちょっと悔しい。なにもかもチエモンジャンヌ組のせいだこれは。

この辺は、サムレムやってた時から思っていた「今回のマスター全員実質英霊みたいなもんじゃねえか!」を見事にミスリードとしてぶち込んできて、悔しい気持ちはあれど口元はニンマリ。

コラボは終わってしまうが、今後なにか動きがあるならアーチャー組やキャスター組、ランサー組もFGO実装あるかもしれない。その時はバーサーカー宮本伊織もオナシャス……。

 

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また、1枚絵はどれも良かった。見返していてやっぱりサムレムのイラストレーターさんって絵めっちゃ上手いな〜と思いました。

 

 

終わりに

ソシャゲのイベントを読破したこと自体が超超久しぶりだったんですが、超超面白かったです。

ただまあ今回みたいな既プレイのイベントとかでもない限りあんまり読む気にならないので、次読むのはいつになるんだろうかと心配です。じゃあ読めって話なんですけどもそれはまた違う話なので……。人間って難しい。

 

本当はもっと感想書こうかと思ったんですが、なんだか本家サムレムの感想ばっかりになってしまいそうだったのでやめときました。

ということで短いですが終わります。読んで頂きありがとうございました。

 

 

2月発売の気になるゲームをピックアップしていく

 

なんかいつの間にか1月が終わってて、「あれ?今月何やってたっけ?」なんてガチで思ってしまった今日この頃。

仕事はダルくて流しまくってたし、ゲームも基本モンハンしかやっておらず、色んなことをダラダラしまくっていたので少し反省。

 

来月からはボチボチ新作やってこーってことで気になるタイトルを雑に語っていきます。どうぞお付き合いください。

 

 

 

【PS5】GRANBLUE FANTASY: Relink(グランブルーファンタジー リリンク)【Amazon.co.jp限定】 Amazon.co.jp DXパック(インゲームアイテム) & オリジナル壁紙 配信

ついに出るのか!ってタイトル。名前自体は4.5年前くらいから出てたハズなんだけど、なかなか出ないモンだから相当な難産だったっぽい。

 

体験版(β版?)を遊んでみた感想としては「マルチプレイできるテイルズ」かなと。まあ細かいトコは全然違うんですが、なんとな〜くアクションの感じからテイルズの味がしました。おふくろの味です。

そんなワケでアクションは文句無し。が、グラフィック等はこの際置いておくとして、個人的には「フルオート」の存在がすんごい気になった。

というのも、レバー倒しっぱなしでどんな攻撃も回避してくれるし、自分で操作するより色んな技を使ってくれるので見ていて楽しいし、あれ?コレ俺要る?となってしまった。

 

どうやら高難度はフルオート使用不可らしいが、それはそれで新たな問題が発生しそうではある。

いわゆる「補助輪」が強すぎるゲームは色々と気を使う部分が多く、その辺のバランス調整をどうするのかは作品自体の面白さにも直結するため、個人的にかなり気になります。ターゲット層をどう設定しているのかに寄ると思いますが。

 

と、多少ネガティブなことは言いましたが遊んでいて普通に面白かったです。発売当日に買うかは怪しいですが、評判良いなら実際に買ってプレイしたいです。

 

 

呪術廻戦 戦華双乱

【PS5】呪術廻戦 戦華双乱

2vs2ということで、ついガンダム勢の血が騒いでしまうかもしれないタイトル。多分ない。

主人公の虎杖悠仁という男がいつまで経っても(攻撃系の)呪術を使わないので、ゲームとして絵面が地味になりそうではある。アイツはいつまで黒閃1本で戦う気なんだろうか。

また五条先生や宿儺の扱いも気になるポイントであり、プレイアブルは多分ゲームでのサイタマみたいなバランスになりそう。

実際ソシャゲはそんな感じだったので、あのワンパンマンのゲームって地味に偉大な発明したよなァ、と最近よく思います。

 

とは言いつつも、この手のバンナムキャラゲーはマジで当たり外れがあり、基本的には分が悪い運ゲーだと思っていて(経験談)、個人的な読みでは多分ハズレなんだけども、もし面白いって評判だったら手のひらを返します。

 

 

ペルソナ3 リロード

ペルソナ3 リロード【予約特典】DLC(P4GBGMセット) 同梱 - PS5

大本命。

 

P5のグラで3やりて〜〜〜〜って思ってたらホントに出るってハナシ。楽しみすぎる。

3の思い出とか語り出すとキリが無いので割愛しますが、今回1番気になっているのはストーリーがそのままなのか否か。

FF7リメイクが多分恐らくメイビー本家とは違うルートを辿るということで、なんか最近そういうリメイクもアリなんじゃね〜?という風潮を感じることが多くなってきた。嘘です気のせいかもしれません。

 

正直僕的にはそういうリメイクは凄く好みなので、ぶっちゃけると本作でもソレをやっちまって貰って全然構わないんですが、3は終わり方がキレイなだけに中々難しそうではある。

ただ4があれだけバカ受けしたのを考慮すると、案外そういうリメイクになりそうな気もするんだよなァ……と。

 

こういった益体もない想像をしている間が1番幸せなので、もはや発売されない方がいいのかもしれない。嘘です早くやりたいのでさっさと発売してください。

 

 

制服カノジョ Switch版

制服カノジョ ゆい初恋BOX【Amazon.co.jpオリジナル特典:録り下ろしドラマCD / 予約特典:クリア色紙付き】

絵がね、可愛いんですよ……(豚)。

最近コレ系のゲームやってないんで、久々に豚に戻ってみたいなと。ちょっと前もそんなことを考えていたような気がします。美少女に飢えてんだよ俺ァ(豚)。

多分買うまではいかないと思う。でも動画か配信で見るくらいはするかもしれない。美少女は成人男性の心を癒してくれるんだ。俺は知ってるんだ。

 

 

ファイナルファンタジーⅦ リバース

ファイナルファンタジーVII リバース(FINAL FANTASY VII REBIRTH)-PS5

これも楽しみにしてた。

前述したが、本家とシナリオが変わってるっぽくて、今回はエアリスじゃなくティファが逝く説が囁かれていますがどうなんでしょうか。

 

3次元になったエアリスがビジュアル◎だったのもあり、このまま生存しそうなのは素直に嬉しいし、願わくば誰も欠けずに突っ走って欲しい。まあクラウドはなんかそのうち自分で吹っ切れるから大丈夫だ。俺知ってるんだ。

 

シナリオ以外でも、前作でのちょっとした違和感(2次元→3次元に変換した時の齟齬)や、微妙に不便なUIまわりが改善されてると個人的に凄く嬉しい。グラフィックに関してはモチロン文句無しなので心配も無し。楽しみ。

 

問題はペルソナをスピード攻略しないと発売日スタートが切れないところ。なぜデカいタイトルに限って ひと月に複数本出るのか。おじにスピード攻略なんて無理。ホントに無理。

 

 

終わりに

2月は楽しみなゲームが複数あって、いい意味で大変な月になりそうです。

 

僕は先日調子に乗って『ゴッドイーターリザレクション』なんて買ってしまい、ペルソナに間に合わなそうなので冷や汗タラりしております。まあ終わらないでしょうね(諦め)

ペルソナが遅れるとFF7リバースにも玉突きしそうですし、やはり何事も計画的に行うのが肝要だなと。それが出来たら苦労しねェんだよ!

 

わーわー騒ぎましたが僕からは以上です。読んで頂きありがとうございました。

 

映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の初日感想。殴り書き。【ネタバレ有り注意】

 

 

フリーダァム……(オタクの鳴き声)

 

 

掲題の機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を観てきました。

なんとなく初日に観に行ったところ、思ってたより100倍くらい面白く、ネタバレ有り感想を好き勝手に語りたい気持ちが芽生えたので記事にします。

こんな時のブログはマジで便利で、タイトルにネタバレ有りとか書いとけば、あとは見る人の自己責任ってことに出来るのでサイコーです。

 

前置きはここまでにして、感想を殴り書きします。取り急ぎ書いたヤツなので、読みづらいのはすみません。

 

⚠️以下よりネタバレ有り⚠️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の映画は、何か新しいことをやるってコンセプトではなく、どちらかと言えばデスティニーのやり直しという企画だったように思う。

 

個人的に種死で気になった点として、

  1. クライン派の信念がイマイチはっきりしない
  2. キラの感情が氏んでる

の大きく2点がパッと思いついた。まあそれ以外にも色々あるんですが……

 

というのも、1に関してはデスティニープランを否定するのはこっちとしても全然分かるんだけども、ならどうやって争いを無くすつもりなの?ってところでなんとなく消化不良感があって。

それが今回の映画で「隣人愛」という、超ベタだけど超明確な"答え"を持ってきてくれて、僕的にはそれが今回1番嬉しかったです。

当然、めちゃくちゃしっくりくる!!!ような回答では無いんだけど、あれだけ甘々でベタベタな恋愛シーンを観せられたなら、そりゃもう認めるしかない訳で。

というか「しっくり」こない方が逆に種らしくて好きかもしれません。あの世界は基本的にずっと戦争してるんで、隣人愛じゃ多分戦争終わんないだろうな……という余韻も含めての「らしさ」。そう考えると種的にはこの回答がベストなのかもしませんね。

メタ的にも、キラやラクスといった所謂「強い」人間が、2時間という描写時間の中で今更何か悩むとしたら、それはもう恋愛感情絡みしか有り得ないのでしょう。実際は半分オカルト半分すれ違い くらいの塩梅でしたが、一応の納得感は貰えたのでそこはあまり考えないようにします(笑)

 

そしてその辺は2にも繋がってくるんですが、やっぱりキラはロボットみたいな種後半と種死全編より、種前半やフリーダムのような、悩みに悩みまくっている青年キャラの方が似合ってると思う。

実際、今回は久々に感情が爆発しているキラが観られて、オマケにそれをバッチリ叱咤している(珍しく)カッコいいアスランも観られてもう「眼福〜〜!!」って感じ。この語彙力の無さよ。

更にその爆発が、ラクス様へのクソデカ重感情から来る激情 というカプ厨垂涎の理由であり、これには思わず僕もニマニマ。久々にキラの人間臭い部分が見えてとても満足です。

正直、途中何回か共感性羞恥で「キャー!」となったりはしたんですが、それでも全編通して1本筋が通っていたのは素直に好印象だし、なにより分かりやすくてグッド。

若干ゴリ押し感もあるのは否めませんが、まあこれは映画1本に纏めた弊害だと思うし、ここはよく2時間にまとめた!と褒めるべき。スバラですよホントに。

 

 

以下、箇条書き。

  • 唇がもう凄いんだこれが。
  • 今回のアスランは基本的にめちゃくちゃカッコいいんだけど、カガリのキス顔を想像して敵を錯乱させてたのは素直にサイテーだなって思った。しかもカガリに操作させておいてソレやるのはちょっとイカれてないか?!
  • アスランは相変わらずコミュ障だったけど、人付き合い以外は相変わらず完璧だった。なんだこの扱いづらい男は……
  • やっぱり公式が1番アスランのイジり方が上手いんだなって……。
  • 西川兄貴の『FREEDOM』、まさかの最初に流れたので驚いた。フリーダァム……(歓喜)
  • 全体通してシンが可愛い。特にパーティでガツガツ食ってるところとか、キラの前ではめちゃめちゃ素直なところとか、いい感じにクソガキ感出てて僕は好き。
  • あとアスランのことは普通に呼び捨てだし、「ジャスティスになんか乗ってたから負けた」発言には思わず笑ってしまった。どんだけ嫌いなんだ?!
  • デスティニーさえあればあんな奴ら!(1vs4で圧勝)
  • デスティニーガンダムの戦闘シーンがとにかくカッコいい。アニメ本編がアレな感じだった分、今回はマジで大活躍だった。シンも機体に愛着持ってて可愛かった。なんやかんや気に入ってたんだな……。
  • 「こいつ何も考えてないのか?!」「こいつの闇は深すぎる!」は熱かった。種死での奮闘も無駄じゃなかったなって……(感涙)。
  • 「これが分身だァー!」には?????だったけど、深く考えない方が良いんだろう。オバブにも追加されないかなあの技。
  • 「覚醒シン・アスカ」は神。
  • ストフリが被弾しまくってたのは新鮮だった。というかちゃっかりドラグーンでバリア貼ってたけど、お前そんな器用なこと出来たんか?!
  • ストフリ新形態は、なんかよく分かんなかったです(小並感)。とりあえず最強なのは分かったけど、直前に「MSの性能では決まらない!」的な発言してたくせにバリバリ性能に頼るやん……とは思ったよね。
  • 合体前のラクス様の高貴なポーズ、あれは何?!
  • アスランやシンは別にいいんだけど、キラとラクスがラスボスを殺してしまったのだけ明確にモヤッた。尺の都合だろうけど、殺した直後にラクス様が微笑むのもちょっと解釈違いだった。マジで尺の都合だとは思う。
  • Meteor -ミーティア-」は神。
  • アカツキがレクイエムを跳ね返したアレ、アニメの再演で超エモいんだけど、ガンダム勢的にはギス2の覚醒技を跳ね返すアレに見えてしまって笑いを堪えるのが大変だった。
  • 「戦術バジルール」は鬼エモい。気が利くねェ〜〜〜〜〜〜〜(黄猿)
  • 結局、核エンジンの扱いはどうなってるのか気になる。
  • アニメでは余り物同士くっついた感があるルナとシンだったが、ちゃんと好き同士ってのが分かってちょっと安心した。特典小説でも、一応昔からその気があったってのを知れて良かった。
  • 意外とラクス様の胸がデカかった。マジで某偽物くらいデカかった。入れ物か?(不敬罪)
  • 相変わらずキラの私服はよく分からん。どうやって着てるんだアレ。
  • ノイマンは相変わらず超有能。
  • でもアークエンジェルは遂に堕ちた。ガン逃げしないからこうなるんよ……。
  • 名前は分からんが、エンジニアのCV福山潤のキャラ、声が強すぎて早口オタクでも許せちゃった。オバブでもアイツにナビして欲しいよ……。
  • 短い尺でよくまとめたと思う。面白かった!

 

 

終わりに

とりあえずパッと思いついたことは大体書きました。何が言いたいって、とにかく面白かった!ってコトです。理由なんて後付けです。

 

この映画は、恐らくですがやりたい事を先に決めて、そこから相応しい舞台や、出すキャラクターや、話の展開などを決める って順番で作られたと思うんですよね(大体の作品がそうだと思いますが)

なので、中盤の展開が殆どオカルト超能力に頼った展開だったり、人類vsラスボスというスケールのデカい戦いをしている割にはほぼ身内の内々だけで決着がついたり、その他の細かいところで「ん?」となったりと、気になる部分は割と多いんですが、それでも僕は面白い!という熱量が勝ちました。

よくある言い回しをすると、減点法だと良作~凡作、加点法だと傑作 というヤツですね。とはいえここはマジで人それぞれだと思います。

 

ただ、そもそも僕は面白さに関してはあまり期待しておらず、SEED同窓会みたいな作品だったらもうそれでいいや 的なことを考えていたので、その落差でめっちゃ面白く感じているだけかもしれません。(種死が救われた というエモさもある)

複数回観て冷静になってしまうとあまり良くない作品なのかもしれないので、数年後まではこの1回に留めておこうかなと思いました。

 

と、ちょっとネガティブな事も言いましたが、映画はとにかく面白かったです。ファンサもたっぷり堪能させて貰いました。最高!

 

わーわー騒ぎましたが僕からは以上です。読んで頂きありがとうございました。

 

 

『ゴッドイーター』の思い出【GOD EATER】

 

今回は雑談です。

 

掲題の『ゴッドイーター』だが、パルワールドはポケモンのパクり→パクり→モンハンのパクりに派生して、しまいにはそのゴッドイーターがトレンド急上昇するという謎の流れで思わず笑ってしまったのが朝の話。

すっかりオワコンだと思っていたGEだけど、このトレンドインで「一応まだ覚えられてるタイトルなんだな…」としみじみしたのも朝の話。

 

Twitterのおすすめ欄には、どうにも使用者の傾向によって表示するツイートが微調整される機能がある?らしく、ちょっとゴッドイーター云々のツイートをしたらすぐさまGE関連の情報に溢れるようになった。

しかし今回ばかりは懐かしい気持ちにさせてくれたのでサンキューイーロン案件である。基本ノーサンキューイーロンなんだけども、たまにはいい所もありますね。

 

GOD EATER(ゴッドイーター) - PSP

 

GE無印は、確か僕が小学校高学年くらいで発売されたゲームだったハズだ。当時は大真面目に「モンハンのパクり」とよく言われていた印象があるが、僕の周りでもそんな反応が多かった。

まあ「神速!連撃!狩りは進化した!」と、バチバチにモンハンを意識したようなCMが流れまくっていた為、まあ正直バンナム側としてもモンハンはかなり意識していたんだと思う。パケ絵もそんな感じですし。

だが蓋を開けてみると(モンスター側が)神速!(モンスター側が)連撃!というイカれたバランスのトンデモゲームだったのは記憶に新しい。例に漏れず、当時の僕もストーリーミッションをこなすだけで精一杯だった。敵の攻撃力が高すぎるねんな…。

 

とはいえアクション自体はかなり新鮮で、ステップの挙動や、技連携のどこからでもステップを挟めるのも気持ちよかったし、ジャンプで3次元的に動けるのも新感覚で、それを絡めた攻撃も楽しかった。

無論、銃と剣がリアルタイムに変形できるのもアクションとして面白く、ぶっちゃけキッズ的には剣しか使っていなかったんだけども、初見のよく分からんモンスター(アラガミ)に対しては日和りながらでも戦える という選択肢が用意されているのが良かった。

 

が、肝心のスピーディさ自体はモンハンと比べてさほど差を感じなかった印象。だって敵が強いし、途中から当然のように2体討伐しなきゃだしで、やっぱり今考えても当時のターゲット層にしては難易度が高かった気がする。

僕の記憶が正しければ、当時の中難易度ミッションくらいのヴァジュラの、ジャンプ攻撃の後ろ足にカスっただけで1/3くらいはHPが飛んでたと思う。しかも(恐らく)適正の防御力でソレだったので、割と真面目に無限コンテニューしていた覚えがある。

 

と、そんな感じで、そもそも単体でも中々手強いのに、あの味方CPUのAIで、あのバケモン共の2体討伐をサラッとキッズにやらせるのはあまりにも酷である。僕はキレながら遊んでました。

なお脳天直撃弾や内臓破壊弾は当時知らなかったので、ぶっちゃけほぼ銃縛りで戦ってたのも苦戦したデカい要因の一つだとは思う。

当時は、例の『ピルグリム』もそうだが、そもそも初めて2体討伐が発生するミッション(名前忘れました。確かターゲットはボルグとヴァジュラだったハズ)にかなり足止めを食らっていましたね。

 

 

その時からGE無印のストーリーは大好きだったので、「ストーリーめっちゃ見たいのにミッション難し過ぎて先に進めないんだが?!」とめちゃめちゃモヤモヤしていた。

何が面白いって、OPやパッケージにシオが大々的に描かれているのに、出てくるのが中盤以降くらいなので、その2体討伐をクリアしない限り永遠に姿を拝めないコト(一応チラ見せイベントはある)である。

というかその辺から本格的に話が動き始めるまであるので、僕はずっと沈殿したカルピスの上の方を渋い顔をしながら飲んでいたことになる。今考えてみると狩りゲー×ストーリー制って意外と相性悪いのか?分からない……

 

なので、当時は「現段階でこんなにムズいのに、果たして俺はストーリーを見終えられるんだろうか……」という不安しか無かったです。

 

ただ、それまでは脳死凸スタイルでクリアしてきたから苦戦していただけの話で、アイテム使用などの小技を覚えてから、意外と攻略は早かった。

特にスタングレネードは僕の生命線とでも言うべきアイテムで、これを覚える前と後とではマジでこのゲームの解像度が違う。急な2体討伐は、このアイテムを覚えさせる為の導線……?と勘違いしてしまうレベルである。

この 急に文明が開花した感 というか、とにかく感動がものすごかったので、正直『ピルグリム』に関しては、失敗した数は多いなれど、割と希望を持ってリトライできていたというか、ヴァジュラとボルグ程のお先真っ暗感は無く、攻略を考えている間も意外と楽しんでいた気がします。結局超電磁ソードで雑にクリアしたハズ。懐かしい。

 

GOD EATER BURST(ゴッドイーター バースト)(通常版) - PSP


ストーリーは、今思い返してみても無印のストーリーが1番好き。

世界観の説明が終わったあたりで師匠(リンドウ)が逝き、その仇討ちをシナリオに組み込みつつ、徐々にソーマに主役が移行し、人間vsアラガミから人間vs人間の流れに移っていく、あの感じ。

あの手のシナリオで、シオみたいなキャラが特異点として躍動するストーリーって当時は意外と珍しく、そのあたりが本編クリア後も夢中になっていた要因の1つだろうか。

そもそも、あのダークな世界観でバリバリのド王道をやる ってのが素晴らしく良い。この化学反応式は個人的に大発明だと思っていて、その後のシリーズにもこういう雰囲気が採用されているのを考えると、つまりそういうことなんだろう。キュンです。

 

無印好きとは言ったが、やっぱりバーストのリンドウ救出劇も捨て難いし、いやでも2の家族感も好きだし、RBの茶番劇もあれはあれで好きなんだ……。総じて好印象しかない。

苦労してクリアした分の思い入れの強さ、という補正がかかっている説もあるんだけど、やはり極東支部の面々は大好きですね。まあ無印は主人公組以外のゴッドイーター組は完全にモブ扱いだったんだけども。キャラクリで作れる見た目のモブ という存在自体に時代を感じる。多分今はそんなゲームないですよね。

だからバーストでのキャラゲーに寄った感じは凄く好みで、ジーナさんやカノン様にスポットが当たっていたのも良かったし、ストーリー本編にも絡んでくれて、素直に嬉しかった。

 

最後に、GEを語る上で外せない話題が性癖破壊である。

最初の頃から既に上乳、下乳、横乳とおっぱいの展覧会とでも言うべき無法地帯。何やら難しい説明をしていても、もうおっぱいに夢中で話が全く頭に入ってこねーんだ。

更にはバーストにて胸元ガバ開き無乳という前衛的すぎる服装で、主に僕の性癖を破壊したジーナ・ディキンソン。攻撃力が高すぎる。

そんで、もうこれ以上は無いだろう!と思っていた矢先に、GE2にて香月ナナという童貞強制射精装置とも言うべき世紀末な女が出てきて、晴れて僕の性癖が完全に破壊されたワケである。

 

アラガミも妙にえっちなデザインが多く、マジでイカれてると思うぜ!このバンナムって企業はよォ!

 

 

終わりに

リアルとネット全て含めて、初めてGEについてガッツリ語りました。意外と楽しかったです。

 

周囲でGEを遊んでいた人なんて、本当にトータル1,2人くらいだったので、勝手にマイナーゲームだと思っていたんですが、未だに界隈が存在するくらいには人気だったコンテンツと知って驚きました。

僕自身も、アクション目的ではちょっと微妙ですが、シナリオ目的でなら今でも全然引っ張り出してプレイしても良いくらいには好きなゲームなので、できることならGE4とか出てくれませんかね。頼むぞ富澤。

 

また、今回は無印のお話ばかりだったので、機会があればバーストや2以降の話もしてみたいです。アレらも良いゲームだった……(過去形)

 

わーわー騒ぎましたが僕からは以上です。読んで頂きありがとうございました。

 

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』を久々に遊んだ感想。(パンパン)セミは冬の風物詩。

 

最近、アイスボーンに人が集まっているらしい。

 

何故サンブレイクじゃなくてアイボー?と思ったんだけど、まあ確かにサンブレイクって装備組んでしまったらわざわざ挑むようなモンスターも居ないし、全体的に易しめなのもあり、1周まわってセリエナに戻ってくるのは分からなくもない。

僕もこの2作は割と一長一短というか、どちらが良いとはハッキリ言いきれないような、ちょっと複雑な感想を抱いていたりする。

 

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というのも、サンブレイクは狩りゲーというより、かなりアクションゲーに寄っていて、ワールドとダブルクロスを足して2で割ったような印象がある。

要はモンハンらしい押し引きをあまりせずに、自分の行動をずっと押し付けている感覚が、モンハン老人としては少しモヤッとしていた。相手の行動を覚えずとも、なんとなくゴリ押しで初見10分針程度で狩猟できてしまうのも気になる。

まあ、これは僕が双剣チャアクガンスという、かなり大味な武器ばかり使ってた影響もあるだろう。というか確実にソレですね。

 

他にも細かい点でムズムズしていたが、大きく気になっていた点はそんなところ。逆に言うとソコに目を瞑れば全然楽しく遊ぶことが出来たので、やはり最新作の名は伊達じゃないな、と。

開発にSwitchが含まれているということで、ある程度キッズ向けに調整されていたと考えると妥当なゲーム性だとも思います。難しい。

 

じゃあアイスボーンは完璧なのか、と言われると全くそんなことは無く、主に移動UI面で泣かされる場面が多い。

当然だが翔蟲なんぞ存在しないため、ちょっと高めの段差のせいでわざわざまわり道しないといけなかったり、拠点内の移動ですらちょっとモヤッとする。なので「あ〜あ、サンブレイクだったらな〜」って文句が止まらない。文明を覚えたら、文明開化以前の生活にはもう戻れないんだ……。

更に受け身も取れない為、確定死する場面が散見されるのもモヤる。マルチで攻撃が流れてからの自タゲ確定コンボはこの世の理不尽を最も感じる瞬間の1つ。次作も是非とも受け身システムは導入して欲しいモンです。

 

あとはガルク無しの移動が辛かったり、クエスト参加の際にその場で手続き出来なかったり、猫飯が分かりづらかったり、と細かい所でストレスを与えてくる。いやまあ冷静に考えるとサンブレイクがあまりにも快適だっただけで、アイスボーンは割と普通なんですけどね。

 

しかしそれらを補ってなお余りあるグラフィック、サウンドの良さと、全体的な歯ごたえは見事。久々に起動するとちょっと感動する。

 

装備マイセットを覗くと、見事に整備スラアクパンパンゼミ装備がズラっと並んでいてマジで今も昔もやってる事変わんねーなと笑ってしまった。この武器だけは自分のムーブ押し付けるだけで誰でも狩猟できる神武器でしたね。モンハンらしい〜のくだりは前言撤回です。

また、傷つけクラッチ攻撃も懐かしい。まさかの傷つけ前提の肉質になっていて物議を醸したのは記憶に新しいが、確かにソロ狩りだと義務感は強く感じる。ただまあマルチだと丁度良いくらいに落ち着くので、やはりソロとマルチで良いとこ取りの調整はかなり難しいんだろうと察する所でもある。

 

装衣も強かったが、これを着る前提の難易度になっていて、正直なところ攻撃を食らった回数自体はアイスボーンの方が多いと思う。というか、これを以てしても死ぬ時は普通に死ぬので、やはり何かがおかしいぞこのゲームは…となる。

僕なんて、不動転身という下駄を履かされているにも関わらず、久々のアイスボーンでは目を覆いたけなるくらいに死にまくった為、このゲーム難しいなァ…としみじみ思い出した。やはり体力200が必須の時点で何かがおかしい訳で。

 

ある程度操作を思い出したら、アルバトリオンミラボレアス、歴戦王イヴェルカーナといった錚々たる面々と同窓会をすることに。まあ僕は未クリアのまま引退していたので、どちらかと言うと合コンの方が正しいですが。

この中だと特にミラボレアスがヤバかった。3人で挑戦していたのもあるが、復帰後初クリアまで普通に7時間くらいかかったので、やはりコイツはバケモンだと再認識。ブレスとボディアタックだけでこんなに強いモンスターなんて中々居ないですよホントに。まさに悪夢のような合コンだった。

ただBGMは本当に素晴らしく、終わった直後は早速AppleMusicでチェック。イントロが良い。

 

 

しかし不思議なもので、1度倒した実績があるモンスターは、装備作りのための周回時、何故だか最初より遥かに簡単に感じるのだ。

ボレアスさんも最初は当然のように5乙してクエスト終了だったが、いざ周回となると不思議なくらいに3乙内に収まる。これマジで何なんですかね。この現象に名前をつけたい

 

そんなこんなでEXドラゴン装備も作れたので、これで本当の意味でアイスボーンを終われた気がする。あとは身内が飽きるまで付き合ってフェードアウトかなと。

 

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新作出る度に数百時間遊ぶゲームってやっぱり異常だし、それだけモンハンって熱いコンテンツだと思う。

また、やっぱり狩りゲーってめちゃくちゃ面白いコトを再認識したので、『ワイルズ』にも期待を大いに寄せています。

結構長いのがとても辛いですし、しかも多分上位までなので、G級追加まで含めるとプラス数年待たないといけない…。とにかく長い!

 

とりあえず、次作でもパンパンゼミのような脳死武器に飛びつくスタイルでゲームしたいですね。

終わり。

 

裸でオナホを洗ってたらコロナにかかった話

 

今回は雑談です。

 

早速ですが、なんかコロナに罹りました。

 

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年始にポチッたトルソー型オナホ(27kgらしい)を、風呂に浸けながら裸で洗っていた翌日に「なんか喉が掠れたように痛いなァ……」というところから始まりまして。

そりゃ前日そんなことしてるんだから、どうせ風邪でも引いたんだろうとタカをくくっていたのがバカの始まり。そもそも裸で長時間過ごしている時点でどーなんだ と思わなくも無いですが、まあそこは気にしないスタイルで行きます(行くな)

 

僕の症状は主に喉の痛み

喉が掠れたような違和感から、1日経った後に急な微熱と、コロナワクチンの副作用みたいな寒気が襲ってきて、しばらくすると頭痛と喉の異常な痛みが始まり、頭痛が消えると今度は鬼のような咳がやって来る。

ということで、今のところは喉痛と咳に悩まされています。あと鼻水も結構出ていて、プチ花粉症ってくらいには出てる状態。普通にストレス。

 

初期症状の頃はガチでただの風邪だと思っていたので、「風邪薬のんだのに全く効かねえ!というか悪化したまであるぞコレ!」と、危うく 薬を信用しない系厄介老人会 の仲間入りを果たすところでしたが、今回はギリギリで踏みとどまることが出来ました。

具体的には、咳が出始めるフェーズまでは風邪だと思ってたので、のど飴やら市販薬やらを買っては「効かねえ……」と首を傾げまくっていました。なんなら風邪薬の効果で鼻と喉が乾燥して余計にキツかったまであり、薬関連は専門の人に聞くのがベストだなとマジで思いました。おかげで一生マスクが外せない身体になっちまったよ。

 

なお、市販薬買う際には当然薬効の高いものを調べて買おうと思い、我らがGoogle先生に聞いてみたところ、意外と「いかがでしたかブログ」のようなものは少なく、ちゃんと企業のHPが検索上位にヒットしていました。これ一昔前だったらアフィ文章が上位に来ていたかもしれない事を考えると、ガチでイライラしてたかもしれない。まさに黎明期、†闇の時代†だ。

 

またコロナ特有?の喉の異常な痛みについてですが、割と個人差があるらしく、友人はちょい痛くらいだったのに対して、僕の場合は唾を飲みこむことすら激痛が走り、冗談抜きで就寝に支障があるレベルの痛みでした。

というか普通に眠れなかったので、気絶するまで動画眺めたりゲームしたりしてました。たのしかったです(白目)。

僕は普段の休日がそんな生活リズムで、ある程度慣れていたので特に苦しくもなかったんですが、そうじゃない人は凄く大変だろうなと同情します。やっぱ辛ぇわ……。

 

と、そんな感じのコロナ体験です。今は咳がエグいフェーズで、眠ってる時に急に咳が出て起きたりしてます。なんですかこれは。

一応、病院から処方して貰った薬でシャブ漬けになっているおかげで、喉の痛みに関しては多少マシですが、正直咳は効いてる気がしませんね。シャブが足りねえってコト?!

 

あとタバコとか麻婆豆腐って摂取しても良いんですかね。まあ冷静にダメそうですけど、タバコは割と死活問題なので悩みどころ。とりあえず1本吸ってから考えることにします。

 

わーわー騒ぎましたが僕からは以上です。読んで頂きありがとうございました。

 

【FGO】 2部3章『人知統合真国シン』感想。【Fate/Grand Order】

 

表題の通り2部3章をクリアしてきました。

 

今回は中国異聞帯のお話で、「不老不死を実現させ、2200年間中国を統治している始皇帝」が存在する世界。スケールがでっかい。

シナリオ担当は虚淵玄らしい。まどマギFate/Zeroの印象が強すぎて少し身構えてしまうが、蓋を開けてみれば随分と明るめな話で安心した。

本筋は相変わらず重めなのだが、雰囲気としては概ね陽性であり、ジメジメとした湿度はあまり感じなかった。こういう話も書くんですねこの人。

 

ということで以下より詳しい感想に入る。ネタバレ有りなのでご注意ください。

 

 

かんそう

シオンに拾われる所から始まった最序盤から、『シン』の内情を知る序盤、1度は納得しかけるも「それでも」と克己する中盤、そして互いの正義をぶつけ合って決着する終盤、という流れ。

 

個人的には序盤〜中盤にかけての「完成された世界」を知る過程が面白かった。

始皇帝か、それ以外か」の価値観で構築されていたとはいえ、「人間がストレスを感じずに生きられる」という点においては最高の空間であり、これまでの異聞帯と比べてもかなり幸福のレベルが高い世界だったんじゃないかと思う。

日々社畜として生きている僕的には、精神をすり減らす現代日本より、正直『シン』に住みたいという気持ちの方が強い。オラこんな国さ嫌だぁ!

 

「そんなものは家畜と一緒だ」という主張を主人公サイドが終始言い張っていたんだけど、僕自体が毎日「レールに乗った生き方してえ〜〜〜」とか思っている自堕落な人間なので、「家畜で良いじゃねえか!楽なんだし!」と顔を真っ赤にして反論しながらプレイしていた。自分で言うのもなんだが、人間こうなってしまっては終わりである。

実際、スパ先輩(スパルタクス)も「汎人類史以外は間違いであると決めつけるのは良くない」的なことを言ってたし、俺は悪くねえ。

 

しかし、そんな「無知ゆえの幸福」を実現した世界であっても、人は人に影響され合うワケで。

白紙に垂らした墨汁のように、知恵は人と人を繋ぎ、伝染していく。それを進化と取るか、はたまた「病気」と取るかはこの異聞帯の行く末を決める重要な事柄であった。

これまで人間賛歌を描いてきた『Fate』ならば、今回も当然前者が勝つのは分かりきっていて、故にその過程の部分にこそ面白さが潜んでいる。

ということで今回の始皇帝も思っきしエゴ丸出しなキャラでとても良いキャラだった。これホントに虚淵脚本なのか?!ってくらい砕けまくった口調は若干気になったが、行動にはしっかり芯があり、かつ自国のためには手段を選ばない強かさをも併せ持つ、まさに理想の王。

 

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「完成」vs「伸びしろ」という構図も、ベタながらやはり熱くなる。この手の問答はどうしても『BLEACH』のザエルアポロvs涅マユリの舌戦を思い出してしまうが、2つとも大体同じような着地だったように思う。

やはり「完成」されているということは、そのまま「可能性を奪っている」とも言い換えられるワケで。結局この異聞帯が剪定された理由は「伸びしろ」が無いこと自体よりソコにある気がしてならない。人類の可能性を奪う世界なら、そりゃあ地球的には不要だよな〜、と。

「より良い世界を作るために人間1人で治められる範囲まで世界を縮小させる」という、まさに本末転倒な状況である。やはり1人分のエゴじゃ世界を治める器には足りないということか。

 

だが僕はそんなエゴい始皇帝が大好きだ。振り返ってみるとやっぱり良いキャラですよホントに。最後の方の、互いの正義を力で証明する流れも良いですし、漢とはかくあるべしが詰まっている最高のキャラである。とても良い。

ただ戦闘ではだいぶ苦戦したので、そこだけはマジでカスだと思う。宝具があまりにも脱法すぎて対策必須だったのはマジで許せん。始めたてだからキャラ育成そこまで進んでねーんだ…。

 

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また、個人的に1番熱かったのは↓のシーン。

 

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「英雄」が望まれない世界で、無知な人々が自分達の可能性を知り、人間の極限を知り、英雄を知る。そして英雄が認識されたことによって英霊召喚可能になる、という流れがあまりにも熱すぎる。ここは見た人全員燃えたと思う。

まあ、結果が馬と不審メガネ召喚と考えるとなんとも締まらないが、それもスパルタクスらしくて良いと思う。あいつら終始微妙な活躍だったからな…。

 

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荊軻も良いキャラだった。

デカすぎるメカ始皇帝に対し、まさかのコンピュータウイルスで暗殺を試みるのは、未発達な『シン』の機械文明に対するカウンターとして素直に面白かったし、結局暗殺には失敗したものの、それでも最期に笑って果てるその在り方こそ「荊軻」である、というオチも良い。

そしてこの問答によって、始皇帝にも人間の「可能性」が見えてしまい、それが間接的に『シン』の崩壊に繋がるという、勝負には負けたが試合には勝った感も解釈一致。ここはしっかり過去を踏襲しているのも見応えあって面白かった。

 

と、そんな感想でした。個人的には、今のところこの3章が2部の中では1番お気に入りです。

雑魚戦も比較的に少なかったし、少なくとも1番ストレスフリーで楽しめた章です。面白かった。

 

 

終わりに

ちょうど正月休みってのもあってサクサク進められました。

アルクェイドという最推しサーヴァントが引けたのもあり、今はモチベ高い時期なのでこのまま4章もガッツリ進めていきたいです。

 

ところでシオンとかいうキャラ、こいつめちゃくちゃメタメタな発言ばかりしてますが大丈夫なんでしょうか。Fate世界にジンバブエドルがあったのは笑いましたが、これは虚淵の遊び心なんだろうか…。

 

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あと特に触れてませんでしたが、虞美人のお話も見応えあって良かったですね。

ただ正体バレする以前からTwitterやらで見た目は知っていたので、むしろ「なんで虞美人がクリプターなんだ?」と、逆の疑問を抱いていました。今後も付き合っていく問題になりそうです。

 

あーだこーだ語りましたが僕からは以上です。読んで頂きありがとうございました。