長いチュートリアルだった。
朝早起きしてFGO。仕事の休憩中にFGO。喫煙室でサボりながらFGO。帰宅してFGO。湯船に浸かりながらFGO。晩飯を食らいながらFGO。ゲームのスキマ時間にFGO。布団に入ってFGO。我ながら中々にキマっている。いやマジで。
しかしそんな甲斐あって、ようやく1.5部までを終わらせて2部に突入することが出来た。本当に長いチュートリアルだった。
ここまで来られたのは、正直オベロンpuの時期に始めた恩恵がかなりデカいと思う。ヤツのNP50%チャージ(スキルレベルを上げきれてない為)とフレ鯖のモルガンには大変お世話になった。あと1部中盤くらいで水着伊吹童子をたまたま引けたのも大きく、この御三方のおかげで雑魚戦はスイスイだった。何気にFGOを1から始めるタイミングとしてはベストな時期だったのかもしれない。
まあそんな御託は置いといて。1.5部は剣豪以外、それぞれ記事1本ずつ書くのはしんどい為、総括という形でそれぞれ掻い摘んで感想を書いていこうと思う。文章として残しておかないと僕の頭ではすぐに忘れてしまうのもそうだが、何よりここまで来れた感動もちょっとだけあったりするのが理由だ。いやホントに長かった……。
悪性隔絶魔境 新宿
1.5部1発目の舞台はまさかの日本。それも新宿という地方民からするとザ・シティなスポットだ。一般人多そうだけど戦闘とかどーするんだろ?と思っていたが、そこは流石に人払いがされてる舞台で、隔絶魔境の名に違わずイカれた街だった。
そこら中にゴロツキやヤベーAIロボットが溢れかえり、異端を見つけようものなら総出でシバき、捉えて生贄に献上される。新宿、あまりにも治安が悪すぎる。『デュラララ!!』読んだ時も思ったが東京ってどんな魔境なんだ。末恐ろしい場所である。
1.5章全体のことで、真名隠しはFateらしくて読んでいて面白かった。結局のところサーヴァントありきの話なので、その真名が分からないとなると善悪中立も判別できず、敵が味方になっているという奇妙な状態でも話が成立している。
まあコロンブスとかはあまりにも有名すぎて真名が分かった時点で「あっ……」となってしまったのはあるが、今回のモリアーティは真名隠しの動機含めて中々良いキャラだったと思う。
ホームズに勝つ為に(勝ち確になるまで)ガチで味方になる、という僕自身あまり見たことの無いストーリー展開で熱くなったし、なんなら途中まで「モリアーティが2体いる」というミスリードに見事に引っかかっていた。ドラゴンボールでいうところのピッコロと神様みたいな関係なのだと。
結果は上記の通りだったが、最後の最後で主人公と道を違えてしまった為に、勝負に勝って試合に負けてしまったモリアーティさん。しかし勝ったとは言え、「物語を書き換える」という、方法としては割とメタ寄り且つ禁じ手に近い手法だったので、これはもうモリアーティの勝ちと言っても過言ではないだろう(誰目線)。
まさに敵ながらお見事。かなり熱かった。
また、新たに幻霊という概念も登場。恐らくネタ切れが要因で出したモノだろうが、これによって出せるキャラクターの幅が広がって、そのうち僕が知ってるような物語のキャラが鯖として召喚される日も来るかもしれない、という意味で良いと思う。
その分、狼王ロボとか正直全く知らなかったのでそこら辺は調べながらのシナリオ進行だった。今後もこういうのが増えるんだろうか。
またそれに関連して、本章は色々と細すぎる知識を要する設定が多かったように思う。ノストラダムスの大予言は辛うじて知っていたが、魔弾の射手やスリーピーホロウなんかは何ソレ状態。このあたりも調べながらのプレイで、こんな時のピクシブ百科事典である。さながら神の雫が如し。知識が急速に潤っていく。
ラストの1枚絵もバッチリきまっていたし、知識をコネコネする文章が多かった事に目を瞑れば、本章は全体的に面白かった。やはり鯖がしっかり立っている話は面白いし、何より今回初登場の鯖が多く居る中で、よくこれだけ面白い話を書けたなと関心した。
前述のちょっとした難点も、英霊や幻霊の設定をシナリオに上手く落とし込むという意味では必要な痛みだし、そう考えるとコレ系のシナリオにしてはかなりよく出来ているんじゃなかろうか。
ごちゃごちゃ言いましたが、何が言いたいかというと面白かったってコトです。1.5部の始まりということで、幸先いいスタートでした(過去形)。
地底伝承世界 アガルタ
なんですかこれは。
まあ面白さの尺度や基準は人それぞれなので何とも言えない部分はあるが、少なくとも僕はずっと真顔だった。好きな人には申し訳ない。
ローマやロンドンもそうだったが、どうにもシナリオがのっぺりと平坦なのが原因な気はする。古文漢文を読んでいる時のように、とにかく目が滑るんだこれが。
そしてコレと虚無の雑魚連戦が超ド級の化学反応を起こし、着実に僕の心を折ってくる。このゲームはほんとうにおもしろいなあ。
まあ、幸い今回は真名隠しのおかげで先の2編より幾分かは面白かった。武則天とシェヘラザードはとてもえっちだったのでそこも素直に良かったと思います。
屍山血河舞台 下総国
過去記事にも感想を書きました。
個人的には1.5部で1番好き。武蔵!小次郎!最高でニャース!
他の鯖もいいキャラ揃いで、本章のおかげで和鯖めっちゃ欲しくなった。武蔵小次郎以外だとやはり無限正座おじさんもといセイバーエンピレオか。良いキャラだったしそのうち召喚したい。
また、武蔵ちゃんの終盤1枚絵も良かった。主人公を力技で城外へぶっ飛ばすのは正直ちょっと笑ってしまったんだけど、最後は燃える城と運命を共にする武蔵、という見せ場のためには仕方ない。終わりよければなんとやらだ。
それはそうと蘆屋道満はどうなったんだろうか。セイレムでも出てこなかったので多分2部の何処かで出てくるんだろうけども、今後が楽しみ。
この章もとても面白かったです。
禁忌降臨庭園 セイレム
序盤中盤をゆっくり積み重ねて、終盤で爆発させるタイプのお話かと思ったら意外とそうでも無かった。
特に終盤の肩透かし感というか想像と違う感はかなりある。国産A5和牛を家庭用フライパンとサラダ油で調理してお出しされた時もこんな気持ちになると思う。そんな感じ。
とはいえ序盤中盤は普通に面白く、魔女狩りがテーマということで終始不穏な空気が続いていた。
これまでは割と主人公勢の内々で話が進んでいく傾向が強かったんだけど、セイレムでは鯖の能力に下方が入るとの事で、周りの民衆とも上手くやっていかなければならない状況に。そしてアビゲイルと主人公達が仲を深める間に段々と疑心暗鬼になっていく村人達…という積み重ねがかなり丁寧に描かれていて、ここは素直に面白かった。
ただここから終盤にかけては、謎のカラス頭(魔神柱)が急にしゃしゃり出てきて「このセイレムはこれこれこういうことでした!そんでもってこれをこうすれば解決します!」とネタばらしをし始めるので何事?!となったよね。せっかくアビーのキャラを丁寧に描いてきたのに……。この辺はマジで勿体なかったし、こんな感じなら演劇パート削って終盤にリソース充てた方が良くないか?!とも思う。
そんでラストはアビゲイルが別世界に飛んでって終了、というオチ。ペンダントという「縁」があるので恐らくまた登場するんじゃないかという読みなんですがどうでしょうか。
また、各章毎に1枚絵があったので「セイレムはどんな感じだろ」と少々楽しみにしていたんだけども、お出しされたのがまさかのカラス頭の絵だったのが個人的に残念だった。よりによってラストに1番しょーもない絵を持ってこられてしまった。いやあの…見たいのはソレじゃないんよ…。
なんだかんだ言いましたが、この章は楽しめた時間の方が長かったし面白かった、ということにしておきたい。
終わりに
人理修復後の話なので、アッサリめのヤツを想像していたところ、かなりガッツリめなシナリオが出てきて驚いた。結果的に満足した話の方が多かったので安心。
ぼちぼちボス戦が頭使わないといけなくなってきていて、話によると2部の敵はそれなりに強いっぽく、キャラ育成の方も詰まる前にある程度済ませておきたい。イベントはまだか。
2部も一応序章は終わらせて、いよいよ本番って感じ。早速エセ神父が出てきたり、ダヴィンチちゃんがアゾられてるのに少し笑いつつも、急にシリアス始まって感情が追いつかない。初耳の単語も無限に出てきているので、これはまたピクシブ百科事典にお世話になる時が来たのか。
あと新opすげー良いですね。新旧どっちも好きだけど、新の方は歌詞やらアニメーションがなにやら不穏になっているのだけめちゃめちゃ気になる。マシュ!!何やってんだお前ェ!!
チラッと情報見る感じだと、現行のストーリーまでまだまだ果てしなく遠いみたいで、ネタバレされるのもアレだしゆっくり急いで進めていく所存です。面白かった章があればまた感想書きます。
わーわー書きましたが私からは以上です。読んで頂きありがとうございました。