暇日記

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ゲームと漫画のブログです

『亜種特異点Ⅲ「屍山血河舞台 下総国 ー英霊剣豪七番勝負ー」』雑感。「無限の剣製」が嫌いなオタクなんぞ存在しない。【FGO】

 

少し前からFGO復帰して、とりあえず第1部をパパーッとクリア。そんで第2部をプレイする前にとりあえず1.5部からやっつけているどうも筆者です。冷静に、どう考えても2023年から始めるようなムーブではない。

実質1.5部から筆者のFGOが始まったワケなんだけども、初っ端の『新宿』が中々面白く、何より第1部でずっと難点だと思っていた「虚無の雑魚戦」がめちゃくちゃ少なくなっていて、ようやく快適FGO生活が始まった!と喜ぶなどした。ようやく文章に集中できるFGOになったのだ、と。まあ蓋を開けてみると案外そうでも無かったんだけどさ……。

 

というのも、続く『アガルタ』にてひたすら虚無のストーリーが展開され、そんでもってシナリオを進めるために虚無の雑魚戦を再びこなさなければならなく、あまりのしんどさに誇張抜きで白目剥きながらプレイしていた(誇張)。

雑魚戦がちょっと多いくらいなら目を瞑るが、流石に画像ほど虚無戦闘をやらされると文章読む気が失せてくるのが実情である。

 

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まあ虚無とは言えど、最後の方はそれなりに盛り上がったし、コロンブスの顔芸には大いに楽しませてもらった。あと女キャラ多めなのも良く、武則天とシェヘラザードがとにかくえっちだった。

薄い本から知ったキャラはどうにも先入観から入ってしまい、口癖に気を取られて「あ、ホントにこんな感じの喋り方なんだ」と、言葉端ばかり気になってしまうのがダメ。そもそも話が面白かったら気にならないとは思うが、これは現役でプレイしなかった弊害のようなモノでもあると思う。実は少々後悔気味。

 

そんな『新宿』『アガルタ』を経て『下総国』まで来た我らが藤丸立香。蓋を開けてみると、これまでのお話より明確に案内役サーヴァント(武蔵ちゃん)が主人公だったな、という印象。シリアス寄りでモノローグも多め、そして過去作リスペクトのファンサも多めとかなり好みの内容で、あっという間にクリアまで漕ぎ着けてしまった。アニメや漫画のソレと比較すると、活字にはなんだか特有の中毒性があるように思う。脳内でほとんどの情報を完結させてるからだろうか。

 

そんなこんなでプレイしてきた英霊剣豪七番勝負、とても面白かったので印象に残ったシーンから順に感想を書いていく。どうぞ気軽にお付き合い下さい。

 

熱かったシーン

武蔵ちゃんの旅の終わりとして、vs小次郎戦をラストに飾るシナリオ。「零」を掴み二天一流を完成させることを目的に旅を続ける(続けさせられている)武蔵が、最後の最後に自分と相対する概念を持つ相手と戦い、勝利し、旅の終わりを悟る。そしてこの七番勝負、及び「無限」との戦いを経て完成へと至り、英霊の座に登録される流れ。

この戦いから逆算して物語を組んでいるのでは?と思ってしまうくらいに流れが綺麗だったし、恐らく第2部のどこかに武蔵ちゃんが登場するんだろうな〜という匂わせもバッチリ。そのための下ごしらえ的な側面もありそう。

ちなみにラストの男武蔵のシーン、あれは女武蔵が零を掴んだ結果、他の世界線の武蔵も同様に完成へと至り(Fate世界での)「武蔵」という存在が確立された、という理解でいいんだろうか。その辺がフワッとした把握しかできなかったので実に型月だなァ〜って感じ。いつも雰囲気で理解したつもりになりがち。

 

武蔵ちゃんの活躍や独白等々見どころは沢山あったが、やはり小次郎戦の一連の流れは見応えバツグン。長刀の剣士という触れ込みの時点でもう正体を言ってるようなモンなんだけど、

 

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武内絵の!!小次郎!!

これには流石に驚いた。というか逆に何故プレイアブルは別絵師なんだろうか。ともかく嬉しすぎるファンサだ。

「本来存在しない剣士」の要素までバッチリ拾ってくれるし、なんなら「武蔵と最後に死合う剣士が佐々木小次郎」というもはや野暮に片足突っ込んでるレベルの説明までしてくれた。こういう大事な話をソシャゲでやるな。

 

またその直近での村正vs天草四郎も熱い。ぶっちゃけ武蔵ちゃん関連よりstaynight好きとしてはコッチのバトルに惹かれてたのは内緒。

村正自体がそもそも良いキャラで、一見気難しそうだが何だかんだで面倒見がいい兄ちゃんで、決める所はバッチリ決める、という「男が好きな男」を詰め込んだようなキャラクター。惚れてまうやろ。

そんな兄ちゃんが終盤、万事休すな状況に追いやられた時の展開が激アツで、

 

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シロ……村正ァ!

シロウ(の霊基)が出てきたこと自体にニッコリの筆者だったが、ここにきてまさかの宝具で固有結界、そしてそこから「究極の一」を錬成して敵の固有結界ごとブッ斬る、というあまりにも熱すぎる展開に脳汁ドパドパ。しかもオマケで『EMIYA』のアレンジテーマまで流れるとか……もう感無量。UBWルートを彷彿とさせる流れで、これには僕も大満足。

それにしても、村正もシロウもほぼ同様のサバイバーズギルトからくる自己犠牲精神を持つという共通点こそあるが、剣に対する在り方は真逆で。

シロウの方は「無限に贋作を作る」性質に対し、村正の方は「究極の一を作る」という性質で真反対なのも面白い。ちょっと調べてみると、宝具の都牟刈村正はオリジナルをトレースした訳ではなく、正真正銘村正が打った究極の一振とのこと。刀鍛冶に関しては神域と自称するだけはある。

 

エミヤ ~無元の剣製~

エミヤ ~無元の剣製~

  • James Harris
  • アニメ
  • ¥255

 

アレンジBGMもいい感じ。まさかApple musicにあるとは思わなんだ。エミヤってループするとすぐ飽きるんだけど、ここぞ!って時に流れると急にテンションぶち上がるのが不思議だ。今回も大いに興奮させてもらった。

そんでもって、示し合わせたかのようにガチャでも村正ピックアップが来ていて、これはもう引くしかないな、と。

 

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ようこそ我がカルデアへ。

これ地味に風魔小太郎清姫も引けてるのタイムリーすぎて笑ってしまった。このアカウントは割と☆5が引けるので当たり垢かもしれない。運って大事だよ。トリコでも言ってたから多分本当。

 

 

戦闘について

ん、まあ、そう。雑魚戦ちょっと多いッスよねとりあえず……。

アガルタ程の虚無戦闘じゃなかったのはまだ救いなんだけども、正直節ごとの雑魚戦は1回ずつでいいとすら思っている筆者なので、その基準だとやはり多く感じた。

その雑魚戦も、3waveとも普通の雑魚だったら全体宝具パなすだけなんでまだマシだが、最後に硬い雑魚が出てくる戦闘が多かったのも地味にモヤモヤした。オロチと黒牛、テメーらのことだ。

 

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一転してボス戦は程よい殴り合いって感じで特にストレスもなかった。武蔵ちゃん固定で若干戸惑った箇所はあったものの、致命的にイラつくことはそんなになく「宝具かっこいいなあ〜」くらいにボンヤリ戦闘していた。

苦戦した対面もそんなに居なかったが、地獄兄弟と剣聖はちょい辛だったような。特に地獄兄弟は令呪コンテも使ってクリアだったので割とギリギリだった気がする。剣聖もとい正座おじさんはこちらのバフ解除をこまめにやってきて面倒。弓でゴリ押ししただけでイマイチ勝った感が薄い。まあそもそも敵が弓の時も武蔵ちゃん固定させるってそれはゲームとしてどうなの?!とは思ったよね。正気じゃねえ。

 

 

終わりに

前章がアレだっただけに、普通に読むより割増で面白く感じました。比較対象でアガルタ出しまくってて、好きな人には大変申し訳ない文章になってしまった点については素直に謝罪します。だが後悔はしていない。

 

にしても、今回のシナリオでも味方陣営のジジイが最後に敵になる展開でしたね。ひょっとして味を占めてるんじゃないのかディライトワークスよ。

続く『セイレム』でも、味方ヅラしたジジイが早速登場したので「あっ……」と思ってしまうのは仕方ないと思う。二度あることは三度あるし、三度あることは四度ある。

 

2023年から始めるFGO生活は、今のとこ順調に楽しめております。今後も面白い章があったら感想書くと思うのでどうぞよしなに。

ばばーっと書きましたが僕からは以上です。読んで頂きありがとうございました。

 

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