先日放送された12話で1クール目が放送終了した『機動戦士ガンダム 水星の魔女』であるが、
いやあ〜〜面白かった!!と声を大にしてTwitterで呟きまくりたい所でした。が、ネトフリ配信は数日遅れで配信されるらしいので、そこら辺を配慮すると中々呟きづらかったりしますね。
現に筆者もこの1クールだけでネタバレを何回か食らった身なのでツイートは控えていたましたが、感想を残しておきたい気持ちは膨れ上がってます。そんな時のブログである。
まあブログならURL踏まなきゃ大丈夫っしょ!くらいの気持ちで現在書いております。1~4話までの感想も書いておりますので良ければどうぞ。半分ネタ記事みたいになってますが。
ネタバレに関しては、特に水星の魔女12話は結構アレな話だったので被害にあった方々はお気の毒に。対策として、Twitterを見ないか、当該ワードをブロックして予防しておくくらいしか無さそうなので正直難しそうではある。
ツイートしてる方も「バズ」を狙っている側面もあるだろうし、中々難しい問題だと思う。解決策は筆者にゃあ分かりやせん!
と、まあこんな感じでネタバレへの言及をしたくなるくらいには、ひたすら「バズ」った作品だったな、と。作品を俯瞰して見た時の率直な感想です。言うまでもないが、内容もとても面白かったって感想も一応添えておきます。
毎週日曜には当たり前のようにTwitterトレンドを席巻し、それに便乗したツイッタラーや絵師が『水星』関連のネタツイや絵を公開し更にバズるという、圧倒的「バズ」の連鎖。間違いなく毎週日曜で一番熱かったのは『水星』の話題だったと思う。
お話を見ていて、このバズりはある程度狙っているものだろうな、というのは強く感じていた。同じように感じた人も多いと思う。
というのも、毎話毎話(特にED間際)に必ずといっていいほど「んんん???」と視聴者が思ってしまうシーンが差し込まれ、その後唐突にEDに入ったり、伏線をほとんど回収しない話作りだったり。
最近だとクソダサPVやエアリアル(スレッタ)の覚醒などが例として思い付く。更に言えば、本編放送前にプロローグや短編小説を公開するメディア展開にしても恐らく「狙って」いるのだろう。
今の時代、やはりどデカいバズが無ければ、悲しいことに他作品と共に埋もれてしまいがちなのだ。覇権なんて単語が出てくるように、オタクという生き物は1強を作りたがる生き物なので、これはある種仕方ないのかもしれない。
かく言う筆者も、毎期1つアニメ(それこそ覇権アニメ)を観ていれば多い方で、圧倒的に観ないアニメの方が多いんですよね。なんならタイトルすら知らない作品もめちゃくちゃ多い。
知らない作品もめちゃくちゃ多い、というのがキモで。筆者やその周りの友人は「ガンダムならとりあえず観る」という人種が多いため勘違いしがちなのだが、普通はガンダムだから観る、とはならない。
いや当たり前なんですけどね。何故かこれマジで勘違いしがち案件です。なんならガンダム「だから」観ないとかも全然ありそう。よく分からないからって理由でね。
その辺の層に作品を知ってもらう手段が「バズ」というワケで。それも作品の名前だけバズるならまだ弱いけど、便乗ツイッタラーが作品の中身に関連したネタツイを拡散すると話が変わってくる。
知らない人に『水星』もとい『アナザーガンダム』がどういう位置付け、作風なのかを知ってもらうキッカケとなり、そこで上手く布教できればひょっとすると視聴してくれるかもしれない。そうなれば万々歳である。
もちろん、こういった戦略、話作りが嫌いな人もそれなりに居ると思う。筆者も、キャラ付けが濃すぎるなと感じる瞬間や、共感性羞恥が働いてしまった場面等もちょくちょくあった。
ただそれ以上に、自分の居る界隈が盛り上がるのが単純に嬉しいという思いもあり、今風のSNS特化ガンダムだな〜と楽しみながら観ていた。
思えば、脚本家のエゴ強めで始まった初代から、最新作では視聴者の顔色を(ある程度)伺う作品に変化してるのが時代を感じますね。少し寂しくもありますが。
と、作品全体に関してはこんな感じの感想でした。要するに面白かった!ということです。2クール目もこの調子で頑張って欲しい。
(以後12話のネタバレ有り)
物語の感想
ミオリネちゃん、もうトマト食べられないねェ(ニチャア…)
というしょーもないネタは置いといて、お話そのものの印象としては、良くも悪くも1クールまるまる使った壮大な「溜め」の話だったな、といったところ。
過去記事でも書いたような、小さい「溜め」と「爆発」を挟みつつ、2クール目の大きな「爆発」に向けて細かい謎を散りばめていくスタイル。
具体的な例で言えば、スレッタはこれまで水星の皆水星の皆と連呼しているけど肝心の水星の様子がほとんど描写されていない、などなど。不穏なやつ多すぎね。
これらの細かい謎が大きなうねりとなって大爆発する瞬間が今から楽しみです。
が、1クール目を毎週観ていて、謎が一向に明かされないのはやはりちょっと視聴していてキツいというか、もうちょい種明かししてもいいんじゃないか、と思った時は多少あった。特に「溜め」の話のときは割と次週まで待つのが辛かったり。そして次週でも謎は明かされないと…。
ただ、この割り切った構成を面白く感じている自分もいて。ここまで種まきをしっかりされると、もう後半は期待するしかない。なので(誤用)、前述の不満というのは、バズらせ特化の弊害みたいなモノで仕方ないことなのかな、と。
そこは割り切って視聴するべきだったと自己反省中だったりします。感情を制御できん人類はゴミなんですよね。ザビーネも言ってたし間違いない。
また、シーンごとに色々語りたいコトはありますが、全て文字にすると文量がとんでもないことになりそうなので、1番感情が揺さぶられたシーンをあえて1つだけ詳しく。
それは何かって、やっぱり12話最後の「助けに来たよ(ニッコリ)」がもうココ最近で1番グラつきました。
スレッタへのキャラ理解として、ちょっと変わってる女の子とヤベー奴とのちょーーど真ん中くらいの性質を持ったキャラクターだと筆者はこれまで思っていて。どっちとも取れるエピソードばかりだったので、2クール目でどっち寄りの人間かが判明し、それ関係でカタルシスが生まれ…の流れかと思ってたんですが、最後の最後に爆弾を落としていきました。やってくれるぜ大河内!!
まあ流石にアレがスレッタが元から持ってる性質ではなく、母親からの洗脳の結果だとは思いますが、それにしても倫理観ぶっ飛んでますね〜。まるで小さい子供のような性質とも取れるシーンだったので、案外クローン説はアタリなのかもしれない。16歳(3才)説。
この一連の流れの代償は高く付きそうなので、最終的にスレッタが死をもって償うのか、他の方法で償うのかが気になって夜しか寝られません。
といった印象を受けました。まだまだ語り足りない部分はありますが、今回はこの辺りで。2クール目の「爆発」がマジで楽しみなので、怒涛の伏線回収とあっちい展開を大きく期待しております!
それでは。