読者諸賢はゴールデンウィークをいかがお過ごしだろうか。
かくいう筆者は今年の有給をとりまくったり会社の都合だったりで、見事9連休になってウハウハ状態であり、休みを取らせてくれた上司には感謝しかない。
この連休で何をやるかと言えば、当然のごとくゲーム漬けになる予定で、この際、積んでいた『ライザ3』や『魔法使いの夜』等を遊んでしまおうかと思ってた。最近のソロゲーはどれも面白く、気になる順番でプレイしてしまうと発売スケジュール的にどうしても積んでしまうモノが出てきてしまうのが悩みの種だ。
そんじゃあ早速積みゲーやるか〜と起動しようとした矢先に、何気なく眺めていたTwitterにて『崩壊スターレイル』の文字を見つけてしまったのが全ての始まりで、どうやらmiHoYoの新作らしく、基本プレイ無料ということでちょっと気になってしまってDLしてしまった。
チュートリアル周辺こそ「やべえ話に全くついていけねえ…」となっていたんだけど、それを過ぎてからはストーリーがどんどん面白くなっていき、気づけば『崩壊』しか遊んでいない結果となってしまった。
面白いゲームをプレイすると文章を書きたくなってくるモノ。とりあえず「ヤリーロⅥ編(第1章)」までは遊んできたので、軽いゲーム紹介と共に、その感想を書いていく。ネタバレは極力しないようにしているので気楽にお付き合い下さい。
なお筆者は『原神』や『崩壊3rd』など、他miHoYoゲーを遊んだことがない人間なので細かいファンサは全く分からない。その辺はご容赦頂けると幸いです。
ゲーム概要
ジャンルはコマンドRPG。シンボルエンカウント式のよくあるヤツで、マルチ要素はほぼ無いソロゲーだ。
基本の戦闘コマンドは「通常攻撃」「特技」「奥義」の3つで、ソシャゲらしく複雑な操作は無い。特技は各キャラごとに1つで、それぞれの戦闘にあったキャラを4人編成しつつ攻略を進めていくことになる。
キャラごとの個性として、通常攻撃は大体一緒だが、「属性」「特技」「奥義」がそれぞれ異なる。「ガチャで当てなきゃ属性揃わなくね?」となるかもしれないが、そこは無料配布のキャラで大体揃うのでモーマンタイ。低レアでも育成すると強いのでそこは安心。
そんな本作はやはりmiHoYoらしく、グラがめちゃくちゃ良い。例によってスマホだと中々フルパワーを発揮できないのでPCかタブレットでプレイしていたが、これが基本無料って凄い時代だなと改めて思う。満足感が高い。
スマホゲーとしての展開があってこその基本無料なんだろうとは思うんだけども、これ普通にPCとかPS5向けにガッツリ作り込んで売っても結構売れそうである。大したもんです。
特に奥義はかなり凝っている。戦闘中にバンバン発動できる仕様と相まって深く印象に残っていて、早送り演出で大体3,4秒くらいという丁度いい塩梅でありながら、何度見ても飽きないド派手かつオシャレな演出。こーいうのでいいんだよこーいうので。
Twitterても話題だったが、チュートリアルで使えるカフカというお姉さんの奥義演出が凄まじくオシャレかつエロティックだったんだけど、チュートリアル以降はおサラバしてしまうので、結果としてチュートリアルから抜け出せないオタクが量産されてしまった。カフカ実装はよ。それまでは姫子で我慢します。
なお主人公の武器はバットで、奥義等にめっちゃ田舎のヤンキー感があふれ出ている。泥臭くて結構好き。
ちなみに装備に関してはまんまFGOって感じ。鯖と霊装。取っ付きやすくて良い。
ただ育成に関しては、育成経験値は戦闘で得たかったのが本音ではあるが、しかしまあソシャゲなのでその辺は色々事情があるんだろう。周回させてナンボみたいなトコ、あると思います。
キャラクター
初期なのでキャラ数こそ少ないが、如何せんグラの暴力が凄まじく、きっと性癖にあったキャラクターが皆見つかると思う。全身ロボット娘とかタイツ履いたBBAとか色々居るぞ。もちろん普通の子もいるので安心だ。
先程少し触れた、メインヒロインらしき女の子である「三月なのか」は、典型的な元気っ子って感じで筆者的にも結構お気に入りだったりする。
使用武器は弓という、なんというかこう、そこは魔法らしきモノで遠距離攻撃すればいいんじゃないの?となってしまうような獲物なんだけど、この辺はmiHoYoゲー特有のアレなのかもしれないので閉口。
登場回数的に、序章はヒロインらしく色々やってたんだけども第1章の中編くらいからはどうしても新キャラに出番を奪われがちになってしまっていて、ソシャゲの宿命をモロに食らっているポジションである。一応本筋にはちゃんと絡んでいるので空気という程ではないんだけどもね。
ちなみにキャラ性能は凄まじく微妙で(個人的な感想です)、これまた出番を奪われがちなキャラである。特性としては「味方にバリアを貼る」っていう、実質回復スキルを持っていてそれなりに強いんだけども、第1章で手に入るナターシャという回復BBAが手持ちに加わってからは出番を食われがちに。もはや両方採用するという手段もあるのか…?
しかもこのBBAは特技と奥義が両方とも回復スキルなので、割とマジで三月より圧倒的に使い勝手が良かったりする。世知辛いことに、この手のRPGは器用貧乏より特化キャラの方が強いんだ。ま、まあ若さでは勝ってるし……。
しかしなんだかんだでちょくちょく起用しているので、育成さえしていれば攻略上何の問題もない。結局好きなキャラ使えってことか。
【#声優列車の旅 連続キャストインタビュー Vol.8】
— 崩壊:スターレイル (@houkaistarrail) 2023年4月23日
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▼インタビューhttps://t.co/0V7RLV8pIs#スターレイル #スターレイル事前DL開始 #スターレイル4月26日発車
見た目で1番好きなのはこの「セーバル」というおネーサンだ。CVはあいみん。使用武器的にも声優チョイスはピッタリなんじゃなかろうか。
あと女キャラの服装が大抵ものすんごいコトになってるのは、この会社のゲーム共通の仕様なんだろうか。具体的には、ホットパンツとかタイツ履かせれば下半身にどんな服着せてもいいとか思ってそうな格好である。
『原神』もチラッと動画を見たことある程度なのでその辺は分からないのだが、少なくとも僕は大喜びなのでこの調子で続けていって欲しい。アズレンに並ぶオタクのパリコレを目指して欲しい。
あと主人公がゴミ箱にやたらと執着するのはなんなんだ…。
シナリオ
とりあえず全体を総括して、専門用語が死ぬほど多いのはmiHoYoゲー特有のアレなんだろうか?そこだけは若干ハードルが高いように思う。
しかしそれを補って余りある世界観の深さと、意外にもド王道なシナリオとの化学反応が、これまた意外にも心地良く、最初は軽く触る程度だったのが気づけば前のめりにプレイしていた。
全体の本筋を簡単に説明すると、
「星核」と呼ばれる災いのタネを破壊するために星間渡航する電車に乗り、各惑星を訪れ、その星で起こるゴタゴタを解決しつつ星核を破壊する。
というのが大まかな流れ。どこかで聞いたような話だが、変に奇を衒って逆張りしまくるよりは、直球に王道をやってくれた方がこちらとしても好感が持てるので良いと思う。そもそも面白いから「王道」と呼ばれているのだ。
また、原神もそんな感じとの話を聞いたが、各惑星ごとに話を作ることができる関係上、雰囲気や世界観を一気に変えることができるのも面白い。キャラも一新できるので、ストーリー更新ごとにガチャ更新が来るんだろう。こういう仕様は購買意欲が高まるので、ユーザー的には怖いが、商売として大発明なのはFGOを見ていても思う。
序章は、主人公の生い立ち?を描きつつメインキャラ紹介…といった感じ。まあチュートリアルなのでぶっちゃけるとそんなに面白くない。ここを乗り越えるかどうかがラインな気はする。
そんで第1章の「ヤリーロⅥ編」からが本番。国民間の貧富格差を中心に世界観を描きつつ、星核を秘匿しようとする国のトップを相手に大立ち回りをする主人公と仲間たち、といった具合でかなり見応えがあるストーリーで純粋に面白かったと思う。
ヤリーロⅥという惑星で、地上と地下に住民が分かれていると判明した時点で「サテライトのクズがこの俺とデュエルだとお?」的なノリかと思っていたら、ホントにまんまその世界観で笑ってしまったのは記憶に新しい。
だがその話展開の熱さもソレ譲りで、最初は住む環境の違いからお互い反目しあっていた新キャラ同士(しかも片方はシティの次期トップ)が、「サテライト(シティ)にもこんな奴が居るんだな…」的な展開をしっかりやりつつ、その「分かり合う」こと自体がテーマと化し、国全体を動かしていく…、という展開で心が少年のままの筆者としては非常に胸熱。
そして終盤はクライマックスに相応しいライブ感と、これぞ!といった王道の展開でめちゃくちゃ熱かったので是非とも味わってみて欲しい。
次の章も楽しみ。
総括
数億年ぶりにソシャゲにハマった。
シナリオが面白いってのはかなり大きいんですが、その「シナリオを楽しむ」段階まで持っていかせるグラフィックやゲームテンポの良さは流石だなと思いました。コマンドRPGがそもそも好きなのもあり、ゲーム自体が楽しかったです。
ただまあ専門用語の多さや日本語翻訳の拙さは、仕方ないとも思いつつ、やはり少し残念なポイントなのかなとも思う。基本無料なので文句は言わないけどね!
↑目が滑る。しゃーないと割り切るべし。
サービスが続いて欲しいので課金はする予定ですが、そもそもコマンドRPGというジャンルがソシャゲ界隈でどこまで通用するのかが疑問ではある。実質PCゲーってのもあって、どうにもアクションの方がウケやすいんじゃないかなと不安になる。原神のバカ売れ具合を見る限りでもそう。
それはそれとして、GW序盤でこんなに楽しませてくれたのはマジで感謝しかない。今後もユルっと遊びつつシナリオ感想を書いていけたら最高。
2章が完結したらまた感想書きます。