暇日記

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ゲームと漫画のブログです

漫画を読むスタイルについて

 

社会人になって比較的お金の余裕が出来るようになってから、漫画を大人買いすることが増えた。

 

現行で連載されている漫画は物理的に不可能なのでアレだが、完結している作品を読む時はほぼ大人買い&一気読み。大したご身分である。

学生時代にもマンガ倉庫等の中古本屋でよく立ち読みイッキしていたものの、立ちっぱなしであんまり集中出来なかったのもあり、正直内容を覚えているかで言うとちょっと怪しい。どちらかというと内容よりも「この漫画は立ち読みした」という事実だけ覚えている感じ。立ちっぱって意外と疲れるんですよね。

 

そんなこんなで「読了済みだが内容を忘れている」シリーズの作品を定期的に買って読んでいる。基本面白かったものから順に読み返していて、絶賛お金がぶっ飛び中な今日この頃。

そんな事をしているとよく遭遇するのが、「連載中とイッキで読了後の感想が全く違う」現象である。具体的には、微妙な印象だった話が面白く感じたり、逆に面白かった話が意外とそんなでもなかったり、等々。この天地がひっくり返る感覚が面白くてやってるまである。

 

私事ですが、ついこの間NARUTOを一気読みしまして。そんで上記の話をした後でナルトとくれば、当然「忍界大戦編」のお話。それはそう。

連載当時は毎週読んでおり、なんとか話自体には着いていけていたものの、話が飛び飛びすぎて、あんまりスッキリした読了感を得られなかった思い出しかない。が、初めて通しで読むとあら不思議、存外に面白かった。

あの辺は、そもそもコマ割りそのものというか、とにかくシーンの切れ目が多い上に分かりづらく、2度見しないと「ん!?」となりがちである。もちろん今回でも2度見した。

だが、描かれている展開自体は激アツで、ここまで育ってきたナルトやその同期達含め、色んなキャラクターの集大成とも言うべき内容であり、俯瞰して見下ろすと、やはりこれだけの長編になったのは仕方ないのかもしれない。

まあそれと同時に、やはりグダグダな部分も気にはなったが、僕の場合、一気読みだと「構成の歪さ」より「展開の熱さ」の方が勝った。僕の中では純粋に「面白かった」のはペイン編で、「熱かった」のは忍界大戦編かなと。人によりけりですが。

 

『ワンピース』の魚人島編なんかも、連載中は「う〜ん……」と微妙な感触だったが、通しで読み返すと普通に面白くてビビる。ワノ国編もそんな感じで、とにかく長い!という印象しか無かったが、通しで読むと、もしかして結構面白い?となる。人間の情動なんてガバガバなモンである。ちなみにパンクハザード編は何回読んでも面白くなかったです。当たり前。

 

当然、連載中と現在とでは僕自身の年齢も違うので、もしかしたら内面変化による感じ方の違いなのかもしれない。ただ、絶賛連載中である『呪術廻戦』や『ヒロアカ』なども、単話ずつとイッキとでかなり感じ方も変わった。

特に『ヒロアカ』は、黒鞭の初出時には「おいおいおい……」とガン萎えしたものの、通しで読むとそこまで違和感はなく、割とスっと馴染んだ記憶がある(後の展開を知っている状態なのもある)

 

じゃあ週刊で読む意味無くね?とも思いかけたが、やはり「最新」を摂取できる事と、来週どうなる?!という気持ちも含めた「ライブ感」は流石に見過ごせない。

週刊だからこそ、その単話に対する感想がドバーっとSNSに溢れ、その中から解釈一致なものも、そうでないものまでまとめて摂取することが出来る。他人の感想ってやっぱり栄養価高めなので、僕みたいな人間からすると、そういったSNSでの感想は貴重な栄養源なんですね。

また、例えば『呪術廻戦』だと「エネルギー吸収アリーナ」みたいな、賞味期限があるネタが味わえるのも週刊を読む明確な利点かなと。漫画を楽しむ上ではあんまり関係ないようなネタだけど、「コンテンツそのもの」を楽しむのなら、そういう謎の流行りネタ含めて楽しみたいところである。上記ネタに関しては完結時まで擦られそうではあるが……。

 

ここまで話すと、次の話題は「単行本を追う」スタイルになるが、残念ながら僕自身その追っかけ方をしたことがなく、想像してみてもどーにもピンとこない。なんとなく週刊とイッキのイイとこ取りなスタイルな気はするが……。

月刊を追うのですら(早く続きが読みたくて)ちょっとキツく感じる僕にとって、数ヶ月おきに1巻はンマー無理だろう。とはいえ、複数追っかけてたらいつの間にか発売されてるパターンもあるし……と考えてみてもやはりピンとこない。単行本待ちできる人はマジで凄いと思います。

僕は無理なので、虎杖君のエネルギー吸収アリーナ発動を待ちながら週刊で追っかけたいと思います。

 

取り留めもない雑談でしたが僕からは以上です。読んで頂きありがとうございました。